No. 762

「十教訓」の威力を体感
張りが出てきた私の人生
(岩手県FK/60代男性/製造業)

「そろそろいいかな」深い理由もなく、40年勤めた運送会社を退職し、家でのんびりしていました。大きな悩みはないものの、だからといって張りもない毎日。「何もしないなら働けば?」という妻の言葉に、それもそうかなと、工場に再就職しました。

ところが、平和だった日常が一転、つらく苦しい日々が始まりました。年若い上司に無礼な態度で指示され、自分にばかりハードな仕事が回ってくるのです。家では妻に延々と愚痴り、「職場で感情をぶつけないだけ大人」と自分を慰めていましたが、とうとう我慢も限界に…。「この心を救ってほしい」その一心で信者となりました。

見えてきた自分の姿

「教会の十教訓」は衝撃的でした。どれも人間関係の基本中の基本。これができれば、世の中うまく渡れると思ったのです。とにかく心に刻み込もうと、寝室と茶の間に張り、毎日目を通すようになりました。

不思議なことに、その日、その時の状況に当てはまるものが、十教訓の中に必ずあります。仕事で言えば、「責任を果たせよ。重荷を負うな」。頼まれた仕事には、全力で取り組んで責任を果たす。大変なときは一人で抱え込まずに、上司に相談すればいい…と、一気に視界が開けたのです。

何十年も運送業で人との関わりが少なかった私は、気付かないうちに、人間関係がおっくうになっていたようです。職場で気に食わないことがあると、すぐ悪口を言っていました。十教訓には「人を憎むな」「人の陰口をたたくな」とありますが、そう簡単にできません。だから祈願です。「カッとしたら駄目だぞ」「一呼吸置いて…」。自分に言い聞かせるように、胸をトントンとたたいています。

心も、環境も変わる不思議

今、心の苦しさからすっかり解放されました。突然の仕事の依頼も、「与えてもらった仕事だし、頼られてありがたい。よし、一肌脱ぐか」。こんな気持ちになるのです。自分が多忙な時は、他の方に手伝ってもらうので「お互いさま」。同僚とは「頑張ってるね」「おかげでこっちの仕事も早く終わるよ」などと言葉を交わし、一頃よりも和気あいあいとした雰囲気です。

信者になってから、自分の気持ちが明らかに柔らかくなりました。妻には、「顔のきつさが取れたね」と言われ、確かに鏡を見ると、何となく風貌が優しくなったようにも感じます。時折娘から届くかわいいLINEを見ると、遠くに住んでいることも忘れるほど、気分がほっこり。心も、環境もどんどん変わっていく不思議さを感じるきょうこの頃。十教訓は最高です。

神示で確認 「喜び」の仕組み

神の教えを我が心に生かせよ
 生かすほどに 我が「人生」 生き方が変わる
 感じ方 見え方が変わるゆえに 人 物との出会いが深まり
    喜び多く 楽しいもの(人生)へと変わるのである

『真実の光・神示 平成21年版』112ページ

神示で確認 「喜び」の仕組み

神の教えを我が心に生かせよ
 生かすほどに
    我が「人生」 生き方が変わる
 感じ方 見え方が変わるゆえに
      人 物との出会いが深まり
  喜び多く 楽しいもの(人生)へと
    変わるのである

『真実の光・神示 平成21年版』112ページ