最近、自分の心の成長をすごく感じます。

私はもともと環境変化に弱く、専門学校は進級した途端に退学、昨春に社会人になったものの、すぐ退職してしまいました。このままでは私の人生、明暗の「暗」の方に行ってしまう。心が既に真っ暗でした。

できているつもりだったけど…

教務相談で「親に何でも話していますか？」と聞かれた時、「何でも」の言葉が引っ掛かりました。きょうだいの中では一番親と会話している私…。でも、「これを言うと親を傷つけるかも」と感じたとき、言葉をぐっとのみ込み、我慢している私にも気付いたのです。

「もうどうしていいか分からない」。私が隠していた本心。最初は、言葉が喉に詰まったみたいで言えませんでした。だから、神に「素直に自分の気持ちを伝えたいです」と一生懸命祈願しました。一気には言えませんでしたが、少しずつ、少しずつ伝えられるようになりました。

父も母も、私を絶対に否定しません。「分かるよ」「つらいね」そのひと言だけで本当に救われました。「あなたの性格、私にそっくりだよ」と、笑い飛ばしてくれたことも…。悩みの答えは出ていないのに、何とも言えない安心感が心いっぱいに広がったのです。

でも、期待した答えが返ってこないこともありました。前は、その瞬間に「もういいや」と言葉をのみ込んでいましたが、今は違います。「何でそう思ったの？」と、フラットに聞けばいいと分かったからです。

本音を語った先にあった仕合せ

私が本音で会話できるようになったのと同時に、不思議と環境が変わっていきました。幼稚園でのボランティアに参加したことをきっかけに、縁がつながり、保育補助の仕事を頂いたのです。

環境変化に弱い私が、流れに乗ってぽんぽん前に進んでいる感覚があります。行き詰まっても、親に本音を話すと、気持ちが切り替えられて、翌日もまた頑張れているからです。

先日、副園長から「あなたがいると安心感がある」という手紙を頂き、保護者の方にも、「素晴らしいお人柄ですね」と褒めていただきました。「こう言ってもらえたのも家族のおかげ。ありがとう！」この本音も絶対伝えたくて、すぐ言いました。すると、父も母も涙を流して喜んでくれたのです。びっくりしましたが、二人の愛が伝わってきて、それが一番うれしかったです。

今、私の人生は明暗の「明」の方にいると断言できます。家族をはじめ、支えてくれたたくさんの方に感謝でいっぱいです。

※この方のお母さまの「喜びの声」も、併せてご覧ください。