No. 717

求めれば応えてくださる神
憧れの家庭に近づいて
(青森県RO/50代女性/美容師)

私は、10代の頃、家に居場所がないと感じていました。けんかばかりしている両親の姿がつらく、寂しかったのだと思います。学校にも居場所を感じられなくなり、家を出て就職。くしくも、選んだ職業は美容師、親と同じ世界。相変わらずけんかの絶えない両親でしたが、珍しく二人そろって喜んでくれたのです。思えば、これが私の人生が変わるきっかけとなりました。

神に本気で向き合ったら…

私が神を頼ったのは、接客業なのに、人とのコミュニケーションが取れない苦しみがあったから。心が楽になりたい、変わりたいと、しがみつくように苦しみを訴えました。せめて十教訓だけでも守ろうと意識していると、少しずつ心が変化。仕事をしていても、「こんなに忙しい中で育ててくれたんだなあ」と、初めて両親への感謝が湧いてきたのです。無性に会いたくなって実家へ。親を責める気持ちも消えて、自分の心境を素直に話す私を、父も母も大きく受け止めてくれました。

和やかなだんらんを経験してから、日増しに明るく前向きになっていった心。職場でも、お客さまに喜んでいただきたい気持ちで仕事に向き合うように変わりました。神は、打てば響く太鼓と同じで、本音で力強く心を向ければ必ず結果を返してくださると実感できたのです。

同じつらさを子供に

やがて結婚し、授かった子供に精いっぱいの愛情を注いできたつもりでした。ところが十数年たった頃、息子を励まそうとした私に、「おかんの言葉が一番刺さる」と衝撃のひと言が。自分が親から逃れたくて仕方なかったつらさを、私が子供に与えてしまっていたのでした。

心を優しく包み込みたい

「家族の仕合せを握るのは夫婦の姿」と、学んだことを意識し、まずは自分が妻として夫に寄り添えるように祈願。子供にLINEをする際は、夫に「この表現はどうだろう」と聞いて心を一つに。私たちの思いが伝わるのか、息子も、「体調が悪くて会社を休み、迷惑を掛けるのがつらい」と本音を語ってくれるようになりました。

我が子の苦しみに寄り添い、「すみませんって上司に素直に伝えるといいよ。体を治して、元気になって恩返しすればいいんだから」と伝えました。「心配してくれるおかんの気持ちがうれしい」と返してくれた息子は、ぐんぐん回復し、現在は好きな仕事で意欲的に励んでいます。

良い流れだけをつないで

かつての心のままだったなら、私は親と疎遠のまま、子供にも同じ道を歩ませていたに違いありません。それが、今では父母も「生んでよかった」と、しみじみ言ってくれます。心から夫に頼れ、子供たちとの絆も深まりました。ずっと憧れていた家庭に一歩ずつ近づいているのを感じます。子供には良い流れだけをつなげたい。それだけが、今の願いです。

神示で確認 「喜び」の仕組み

家族とのつながりは 「教え」のある家庭には 自然と会話が増えて 深まって行く
 相手の気持ちを受け止め 我が思いを重ねて言葉を返す
 この繰り返しに 絆が生まれる
――仕合せの基は和のある家庭
    夫婦は仲良く心(運命)を重ね 親子は心(感情)の交流を欠かさぬこと――
 家庭の価値を知って 家族で「教え」を学ぶ心(環境)を大切にされよ

『真実の光・神示 平成30年版』144ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

家族とのつながりは
  「教え」のある家庭には
    自然と会話が増えて
      深まって行く
 相手の気持ちを受け止め
    我が思いを重ねて言葉を返す
 この繰り返しに 絆が生まれる
――仕合せの基は和のある家庭
    夫婦は仲良く心(運命)を重ね
      親子は心(感情)の交流を
        欠かさぬこと――
 家庭の価値を知って
  家族で「教え」を学ぶ心(環境)を
    大切にされよ

『真実の光・神示 平成30年版』144ページ(中略あり)