No. 718

神と歩んだ看護師人生
頂いた「ご褒美」に感謝
(東京都NS/60代女性/看護師)

看護師として大学病院に勤務し42年。今年の春に定年を迎えます。いろいろな病棟を経験しましたが、どこにいても「自分に何ができるか」を考え続けた日々でした。

実感した「愛は愛を呼ぶ」真理

この10年は、精神科で勤務しています。生きる気力をなくした方々にどう関わっていけばよいのか…。その時も、「私にできるのは、患者さんの良さを見つけること」と、神の教えに立ち戻れたのが大きかったです。手先が器用、絵が上手…など、気付いた良さをたくさん言葉で伝えていきました。

「愛は愛を呼ぶ」。神の教えで学んだことは本当でした。ある方は、物書きが得意で、それを褒めると、手紙をくれました。「私のこと思って書いてくれたんだね。ありがとう」と感謝の気持ちを添えながら、「その愛を他の人にも向けると愛が返ってくるよ」と伝えたら、こんな手紙を書いてくれたのです。「独りぼっちの人に声を掛けたら、すごくうれしそうだった。あなたのおかげで、人が好きになりました」と。最高に仕合せで、看護師冥利(みょうり)に尽きる思いでした。

ありがたいことに、「あなたは人の心を元気にする力がある」とよく言っていただきます。でも、本当は、私の方が人に助けてもらってばかりなのです。パソコンが大の苦手な私に、手取り足取り教えてくれる看護師仲間。「あなたっていつも人に助けられちゃうわね」とちゃかされるほど、人間関係に恵まれた私です。これも、「自分に何ができるか」考え、「できることは何でも」の気持ちで携わってきた…、その積み重ねのおかげかなと今になって思います。

支えに感謝して、新しい環境へ

昨年末、八つの関連病院から推薦を頂き、全国で選考の上、文部科学大臣賞を受賞しました。私が勤務する病院からは、選出自体が初めて、という大きな賞です。定年を迎える節目に、神からご褒美を頂いたようで、感謝の心でいっぱいです。

長年の看護師生活は、楽しいことばかりではなく、家族に弱音を吐くこともありました。それでも、「また辞めたい病が始まった。でも、すぐ『楽しくなった』って言うと思うよ」と明るく励ましてもらい、乗り越えてきました。たくさんの支えの中で、今ある私の看護師人生です。

定年を迎えた後は、新しい病院での勤務が決まっています。新天地でも、「自分にできること」を見つけて、奉仕の心で頑張ります。

神示で確認 「喜び」の仕組み

「教え」に生きるほど 人は愛を感じ取り 心(心情)明るくなってゆく
一つ一つの出会いを生かす努力ができる
 自然と互いの存在を 補い 支えることに「思い」が向かう
 社会に貢献せんと願う心の動きに
    人は実体を高め 多くの出会いに 支えられ 引き立てられる
 真の「仕事の真理」が ここにある

『真実の光・神示 平成30年版』108ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

「教え」に生きるほど
  人は愛を感じ取り
    心(心情)明るくなってゆく
一つ一つの出会いを生かす努力ができる
 自然と互いの存在を
    補い 支えることに
      「思い」が向かう
 社会に貢献せんと願う心の動きに
  人は実体を高め
    多くの出会いに 支えられ
      引き立てられる
 真の「仕事の真理」が ここにある

『真実の光・神示 平成30年版』108ページ(中略あり)