No. 699

「うちは無理」ではなかった
神が押してくれた私の背中
(佐賀県MN/60代女性/主婦)

長年の腰痛と首の痛みで、動くこともままならなくなってしまいました。夫婦二人暮らしであっても、常に会話は最低限。夫に弱みは見せたくない。かといって、家庭を持った息子を頼るのも申し訳ない。こんなに痛いのは他に悪い所があるのかも…と不安のスパイラルはさらに深まり、一人で抱えたモヤモヤは増すばかり。深い穴から抜け出したいと神の館を訪れました。

祈願して踏み出した第一歩

正直に夫に話すことを勧められ、そうできるようによくよく祈願。意を決して不安な思いを伝えたものの、夫は何も言いません。しかし、不思議と「話せてよかった」と思いました。次の日、もう一度「家事が大変なの…」と話してみると、たまたま来ていた息子が、私の発言に驚いていました。そして、「お母さんにはお父さんしかいないから頼むね」と助け舟を出してくれたのです。

関わる気持ちが引き出されると

相変わらず夫は何も言いませんでしたが、翌日から、ごみ出しや食器の後片付けを進んでやってくれるようになりました。こんな優しさがあったのに、ずっと気付いていなかった私…。祈願も「うちは無理です」から、「夫に優しい心、優しい言葉で関われますように」に変わりました。

「きょうのご飯、味が濃かったかな?」「疲れているようだけど、大丈夫?」。感じたことを夫に伝えると、「そうでもないよ」などと言いつつ、心なしか柔らかな表情。ある時、夫が出張先から「こっちは大雨だけど、そっちは大丈夫?」と電話をくれた時は驚きました。優しい心は共鳴し合うことを強く感じたのです。

迷っていた腰痛の治療を夫に相談すると、「おまえが悪いからだ」と言いつつ、行ってこいと背中を押してくれました。大きな病院で検査し、他に悪い所はなくて一安心。リハビリも順調に進み、医師に「よく頑張りましたね」と言われるまでに回復しています。

「お互いに」思い合って

ある日、自転車の空気が入らず、困ってしまいました。それを夫に話すと、夜なのにすぐさま外に出て見てくれたのです。これまでは頼んでもしてくれなかったのに…。私の「夫に向ける心」が変われば、夫の「妻に向ける心」が変わっていく…。そんなことを感じながら、夫のそばで懐中電灯を照らしました。

以前の冷たかった家庭の雰囲気が、今はほんわか。夫に関わると嫌な思いしか残らないとツンとしていたかつての私。それが最近、夫婦で過ごす時間が楽しみになりました。友人にも、「あなた随分と表情が穏やかになったね」と驚かれています。

神示で確認 「喜び」の仕組み

――我が「心の姿」を見詰めて生きる――
 それがために 「神の教え」を学んでゆく
 心の動き見詰めるほどに 皆は今なすべきことが見えてくる
心を開き 我が思いを家族に語る
 できぬのであれば 祈願を通し 我が思いを神に預けてごらん
 自然と「思い(情)」が込み上げて 今願い求める思い(心)が言葉に表れる
 この時 家族の心は互いに重なり 「生きる」喜びを共有するのである

『真実の光・神示 平成26年版』64ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

――我が「心の姿」を
    見詰めて生きる――
 それがために
    「神の教え」を学んでゆく
 心の動き見詰めるほどに
  皆は今なすべきことが見えてくる
心を開き 我が思いを家族に語る
 できぬのであれば
  祈願を通し
    我が思いを神に預けてごらん
 自然と「思い(情)」が込み上げて
    今願い求める思い(心)が
      言葉に表れる
 この時 家族の心は互いに重なり
  「生きる」喜びを共有するのである

『真実の光・神示 平成26年版』64ページ(中略あり)