No. 678

辞めたい心が吹き飛んだ!
そこへ導いたものは…
(山梨県TM/60代女性/看護助手)

訪問介護から病院の看護助手へと部署が変わりました。どこでも役に立てるなら…と臨みましたが、仕事が覚えられず、きつく叱責され、周りから陰口も。体力的、精神的につらくなってしまいました。

温かい関心を持とう!

退職を申し出たところ、「今は辞めないでほしい」との返答。円満に退職できるまで頑張ろうと、教えを学びました。そこで見えたのは、自分の冷たい心です。「この人はこういう人」と先入観を持ち、相手を嫌と思えば、心をシャットダウン。家でも、夫の話をろくに聞かず、何か頼まれても、「自分でできるでしょ」と突き放していたのです。「気付いたからには今から!」と、人に温かい関心を持って、愛をかけられる自分を目指そうと心に決めました。

まず変わったのが、身近にいる夫を見る目でした。「どんぶり勘定で適当な人」から、「おおらかで懐の広い人」という見方へ。仕事に対しても、自身の力を惜しまず使おうとする姿勢が見えてきました。良さが見えるほど愛が芽生え、仕事に出掛ける夫を、「体に気を付けて頑張って」と温かく送り出せたのです。夫の話をよく聞き、感謝を口にできるようにもなりました。

自分から歩み寄れたら…

今度は職場で実践です。「はっきり物を言うから、付き合いたくないタイプ」という先入観を持たずに上司を見るうちに、指導が的確で尊敬が湧きました。厳しさも私の成長のためと思えば感謝が湧き、自分から「きょうの予定は…」「このように動こうと考えていて…」などと伝え、歩み寄る努力をしたのです

また、ここでは新人だから…と謙虚な姿勢で、できないことは素直に尋ねながらするように。会話をするほど、互いの状況や考えが分かり、ミスも激減。やりがいも出てきました。

「仕事で大切なのは調和」と教えにあり、同僚にも、自分から心を開いて、挨拶や報告など積極的に触れていきました。次第に、苦手に感じていた人とも普通に会話ができるようになり、気が付くと、誰にも自然と笑顔で関われるのです。求められたことを気持ちよくしていたら、力仕事のときには同僚が応援してくれました。今では、「一生のお願い! 患者さんのティッシュ出してもらえます?」「そんなこと、いくらでもやります!」と笑って冗談を言い合えるほど、和やかで温かい雰囲気です。

見える景色が違うものに

最近、同僚から「上司に認められているよ」と聞き、うれしくなりました。仕事を辞めたい心なんて、すっかり吹き飛びました。私の心…、少しは柔軟性ができ、周りと調和し、愛が芽生えてきたかなと感じます。職場も、同僚も何も変わらないのに、自分の心が変わっただけで、見える景色がまるで違うものになりました。

神示で確認 「喜び」の仕組み

「教え」を学び 「真理」に生きる努力をする
 自然と自分を大切に思う心が 相手を思う心と同化してゆく
 「真実の愛」が芽吹き始め ますます互いの思いが重なり 理解が深まる
愛心が 人 物との出会いをつくり 互いの信頼が 期待の心を深めてゆく
 人間は 「運命」の力を人に奉仕する「心」が身に付くほど
    出会いを生かし合って この世の極楽を共有してゆく

『真実の光・神示 令和2年版』127ページ

神示で確認 「喜び」の仕組み

「教え」を学び
    「真理」に生きる努力をする
 自然と自分を大切に思う心が
    相手を思う心と同化してゆく
 「真実の愛」が芽吹き始め
    ますます互いの思いが重なり
      理解が深まる
愛心が 人 物との出会いをつくり
    互いの信頼が
      期待の心を深めてゆく
 人間は
  「運命」の力を
    人に奉仕する「心」が
      身に付くほど
    出会いを生かし合って
     この世の極楽を共有してゆく

『真実の光・神示 令和2年版』127ページ