『心の旅路』や「喜びの声」を読むと、「すごいな」とは思うものの、すごい奇跡を味わえるのは特別な信者さんだけで、自分には無関係と思っていました。しかし、それは大きな間違いでした。
価値のない自分と思い込む日々
「私は要らない子?」幼少期から家族となじめず、いつも寂しさを抱えていました。温かい家庭を夢見て結婚したものの、夫は仕事が忙しく、寂しさは募る一方。子宝にも恵まれず、「何で私だけ?」と苦しみは深まるばかりでした。
夫は、文句の多い私と次第に距離を置くように。私は子供を諦め、夫の転勤に付いていくこともやめて、夢中で働き始めました。順調に昇進し、ブランド品を身に着け、休暇は友人と海外旅行。夫が来たら、楽しく外食して、笑顔でお見送り。これで仕合せになれたと思い込んでいました。
しかし、トラブルで退職。11年ぶりに赴任先から戻った夫とは、心のすれ違いでけんかが絶えませんでした。次の仕事もうまくいかず、「結局、私は独りぼっち…」とふさぎ込む毎日に…。「子供もいない、仕事もしない私には何の価値もない」「今までの努力は無駄。生きている意味も分からない…」という思いにとらわれて、精神的に追い詰められていたのです。
勇気を出して話し掛けると…
初めて、自分を救ってくれるのはお金や努力、知識ではなく、神しかいないと身に染みました。心底、神を信じきろうと決めて、明魂登録をしたのです。それ以来、神の教えを真剣に学び始めました。
教えを通して、人生がうまくいくには、「和のある家庭」が大切と気付きました。しかし、イメージがつかめません。私は我を通すか、ひたすら我慢するかしか知らず、何しろコミュニケーションが下手でした。それでも、勇気を出して夫に話し掛けました。「仕事ははかどった?」「料理の味付けはどう?」。最初の返事は、「また文句か?」でしたが、次第にちゃんと答えが返ってくるようになりました。
夫の話をしっかり聞きながら、「それ、分かる~」と乗っていくと、「実は、こんなことも…」と夫。話がどんどん広がって、いつしか、お互いに構えなくても本音が言える間柄に変わっていました。
夫がいてくれることに感謝
何事も夫を頼り、感謝の思いをいっぱい伝える日々。気が付けば、家の空気が柔らかいこと。夫を思いやるうちに、幼少期から抱えていた寂しさも消えていました。自分には価値がないと岩のように固まっていた心が、やっと動き始め、「神は、私にも、人の役に立つ力を下さっている。その運命の力で役に立ちたい!」と強く思えたのです。
今、私たち夫婦は、お互いが大好き。尊敬し合っています。この間、夫が「大事な妻に、これからも寄り添って生きていく」と言ってくれて、私の愛情も桁違いにアップ。「この人と出会えてよかった。一緒にいられて仕合せ」と思えることが、夫婦として何よりの喜びと知りました。隣に夫がいてくれて、たわいもないことで笑い合える。こんな心の安らぎが手にできて、感謝しかありません。家系の中で初めて、神の教えを基にした和のある家庭ができ始めている。一家の大奇跡です。
神示で確認 「喜び」の仕組み
――人は皆 神の手の中 「真の幸福(しあわせ)」手にするために
この世に生まれている――
神の教えを学び 「教え」を通して 我が「心」を見詰めるのである
我が「家」の会話が深まり 広がり 我が「家族」の心がつながってゆく
「家庭」――
人(家族)の「心(魂)」重なり合って 人(家族)の「運命」磨くため
欠くことならぬ心の故郷(ふるさと)と申す
我が家に神の教えを生かして 「和心」芽吹く家を築くべし
この思い(願い)深まるほどに 人の「心(魂)」は安定してゆく
『真実の光・神示 平成22年版』14ページ(中略あり)
神示で確認 「喜び」の仕組み
――人は皆 神の手の中
「真の幸福(しあわせ)」
手にするために
この世に生まれている――
神の教えを学び 「教え」を通して
我が「心」を見詰めるのである
我が「家」の会話が深まり 広がり
我が「家族」の心がつながってゆく
「家庭」――
人(家族)の「心(魂)」
重なり合って
人(家族)の「運命」磨くため
欠くことならぬ
心の故郷(ふるさと)と申す
我が家に神の教えを生かして
「和心」芽吹く家を築くべし
この思い(願い)深まるほどに
人の「心(魂)」は安定してゆく
『真実の光・神示 平成22年版』14ページ(中略あり)