勤続14年、上司との関係にずっと悩んできました。私は、綿密な調整業務などが得意で、ありがたいことに頼られる場面も多かったのですが、自分だけ仕事量が膨大に…。それで少しでもミスが出るとひどく叱られ、問い詰められ、フォローもしてもらえず、心身ともに限界だったのです。
上司に仕事を減らしてほしいと頼んでも状況は変わらず、妻に愚痴るようになりました。さらに苦しかったのが、「辞めたい」という心が出てきたことでした。心の動きは恐ろしいです。ずっと神の教えを学んできて、「勢いで辞めても好転しない」と分かっているのに、勝手にそういう心になっているのです。
自分の心を苦しめていた原因
再び教えに立ち戻り、自分の心を深掘りしていきました。「我慢して意見を言わない」のが、かねてからの私の修正点。意見が強い人には「そのとおりですね」と穏便に対応してきました。上司に叱られたらとにかく謝り、意見を求められれば「どちらもいいと思います」と無難な返答。でも、本当は「こういう事情があったのに」「こっちがいい」という思いがあるのです。
そこには、「自分が傷つきたくない」という保身の心が潜んでいました。「調和」するために取っていた行動が、真逆の「不調和」を生み出している。だったら、今までと反対の生き方をすれば、調和できる! 一気に視界が開けたのです。
神の応援を頂きながら取り組む
「自分の思いの丈を放出して、全力で仕事に当たろう」と、良い意味で開き直れました。とはいえ、本来の「我慢する生き方」とは、正反対のことを実践するには、苦痛が伴いました。ですから常に祈願。自分の思いを聞いてもらうためにも、まず上司の話に共感し、ニュアンスが違ったり、「伝わってないな」と感じたりしたら、はっきり「こういうことです」と伝えたのです。
反発されたら…と怖かったのですが、それは全くありませんでした。むしろ「そういうことか」「その考えいいね」と納得し、評価してくださるのです。そんなやりとりを重ねるうちに、「言いたいことが言えない」弱さが、「物事を的確に伝えられる」強みに変わり、自信まで付いてきました。
全てが好転して感じた神の愛
仕事量は同じなのに、不思議とうまく回っています。以前より、上司に頼りにされている実感があり、それがエネルギーになっているのです。これまでは、「どうせ分かってもらえないから、言わない」という感覚だったから、解決しなかったのだと思います。「人を追い詰める上司」は、私がつくり出していた虚像だったのです。
妻からの、「最近、自信がみなぎっているね」の言葉。「変われた!」と自覚できた瞬間でした。神の教えの実践は、私が考えていたよりも、ずっと簡単なことだったのです。「“運命”を引き出すBook」にあった、「どのような困難も、そこには、人生を根こそぎ好転させようという神の愛がある」これを、身をもって体験させていただきました。
神示で確認 「喜び」の仕組み
仕事とは 人 物 全ての存在が 重なり合って生み出す力(環境)をいう
「教え」を人生の支えにして 関わりを深める努力をする
「道」欠き 外す心の動きは慎み 協力 協調する動きを取る
自然と互いの運命が重なり 補い合って 調和して「生きる」環境を生む
そこに 仕事の成果も大きく上がり
喜び多く 生きがいにあふれた人生を歩んでゆける
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』15ページ(中略あり)
神示で確認 「喜び」の仕組み
仕事とは
人 物 全ての存在が
重なり合って
生み出す力(環境)をいう
「教え」を人生の支えにして
関わりを深める努力をする
「道」欠き 外す心の動きは慎み
協力 協調する動きを取る
自然と互いの運命が重なり
補い合って
調和して「生きる」環境を生む
そこに 仕事の成果も大きく上がり
喜び多く 生きがいにあふれた
人生を歩んでゆける
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』15ページ(中略あり)