No. 630

「仮面夫婦」だった私たち
笑い声が響く我が家へ
(茨城県TH/60代女性/主婦)

「仮面夫婦」という言葉がぴったりだった私たち。私は家事も、子育ても、仕事も頑張っているのに、夫は趣味に散財。おまけに、短気でかんしゃく持ち。長男が進学を機に家を出る頃には、不満MAXでした。

「家族の心を守る」とは?

昨年、次男が、仕事の人間関係が原因で睡眠障害になり、出勤できなくなりました。確かに悩んでいた様子でしたが、そこまでだったとは…。そんな中で読んだ「和のある家庭が、家族の『心』を守るのである」という神示。何度も目にしているのに、この時は、新鮮に心に入ってきたのです。

私は、次男の前で、夫の愚痴を言い放題。「入学式で入り用なのに、お父さんは車を2台も持ってるのよ」「何であんなに大声で怒るのかしら。嫌なのよね」。息子は、夫に反発こそしないものの、父子間の会話は減っていきました。そんな状態で、悩みを誰にも言えなかったのだと思います。

「そんなこと」も話していくと…

「和のある家庭」の第一歩は、夫婦の会話。好きなみそ汁の具に始まり、何でも話すこと…と知りました。「そんなことも話すの?」とぞーっとしましたが、とにかくやってみました。「ご飯、何食べたい?」「何でも」「それだと困るのよ!」と怒らずに、「だったら、○○でいい?」と聞いていったのです。

私がちょっと「こうなの?」と尋ねたことを、夫は後回しにせず、すぐ答えてくれます。短気を起こした後、黙って家事をしているのは、夫なりのわびでした。気は短いけれど、行動力があって、優しい人。長年の不満が少しずつ流れていきました。

夫は夫で、趣味の物を買うときに、「どう思う?」と聞いてくれるようになりました。「それなら、こっちの方がいいんじゃない?」と会話が弾みます。2台あった車は、夫が「そんなに必要なかったな」と言うので、1台になりました。

夫と子供の心をつなぐ妻に

夫に話さないのが「当たり前」だった私が、今は話さないと「不安」なほどです。しょっちゅう二人で笑っています。笑い声が息子の耳にも届いたのでしょう。見る見る元気になり、薬もなくなり、今は新しい仕事に就いて、生き生きと働いています。

先日、次男が「パソコンを買おうと思う」と言い出しました。機械に詳しい夫に伝えると、早速息子と相談。夫が買ってきて、初期設定も済ませていました。息子は、夫に大好物のビールをプレゼント。「かわいいところあるなあ」と、夫は大喜び。その晩、息子の部屋から聞こえてきたのは、男同士の笑い声でした。何年ぶり…? 私も「仕合せいっぱ~い!」を味わいました。

笑い声はおろか、話し声すらなかった我が家が、こんなに変わりました。もっともっとにぎやかな声が響くようにしたいです。

神示で確認 「喜び」の仕組み

「真理」に生きて 我が「家」を守る人であれ
 我が「身(人生)」の分 立場を悟りて 家族に触れよ
 自然と家族の「心」重なり合って 「運命」が光り輝く「家」と成る
 和のある家庭が 家族の「心(運命)」を守るのである

『真実の光・神示 平成23年版』41ページ

神示で確認 「喜び」の仕組み

「真理」に生きて
  我が「家」を守る人であれ
 我が「身(人生)」の分
  立場を悟りて 家族に触れよ
 自然と家族の「心」重なり合って
  「運命」が光り輝く「家」と成る
 和のある家庭が
  家族の「心(運命)」を
    守るのである

『真実の光・神示 平成23年版』41ページ