どもる自分が嫌いでした。人と話す時は口元を隠し、本音は言えません。唯一のはけ口は家族で、いつもぶつかってばかり。そのうち、過呼吸を発症し、大学は中退しました。就職したものの、体調不良で思うように働けず、休むこともしばしば。自分でも予定外の人生で、「何で?」の連続でした。
求めてばかりの性格に気付いて
久しぶりに神の館に行くと、温かく挨拶してくれる人ばかりで、心が落ち着きました。「教えを学んでいる人はすてきだな」と感じ、勉強会に出席するようになったのです。心にスッと入ってきたキーワードが、「家族仲良く」「会話」でした。
どうしても話すことに自信が持てず、ろくに会話をしないで、不満ばかりだった私の心。でも、家族は、私の体調が悪いと、血相を変えて飛んできて、あれこれ気遣ってくれました。その支えに感謝もなく、「遅い!」「私はこんなにつらいのに!」と悲劇のヒロイン気取り。人生がうまくいかない原因は、どもるからではなく、私の性格にあったのです。やばいと思いました。
会話して感じ取れた家族の心
「人の目を見て話す。挨拶する。相づちを打つ」ずっと苦手だったことを、家族から実践。仕事帰りの父に、「お疲れさま!」と声を掛け、晩酌に付き合いました。父の話から伝わってくる、家族のためにという思い。「お父さん、すごいね」と、思わず口にすると、父はとてもうれしそうでした。
母には何でも任せきりでしたが、家事を手伝うようにしています。母は「無理しちゃ駄目よ」と言ってくれ、そのひと言だけで、愛されているんだなと感じて、胸がいっぱいになります。
関わろうとするだけで心が楽に
ある時、家族から「言い方も、表情も柔らかくなったね」と言われました。その頃にはもう、他の人と会話する時も、緊張しない私になっていたのです。不思議と、過呼吸も落ち着いていました。老人ホームのキッチンの仕事では、どんな気持ちで作るか…私の心が味に影響すると思うと、食べる人の笑顔を想像しながら頑張る毎日です。
昔は、自分の話し方が嫌いで、人にどう思われるか…ということばかりを気にしていました。今は、「胸を張って、私は私らしく生きればいい」と、心がとてもスッキリしています。自分でもどうにもならなかった嫌な性格が、こんなに素直になるなんて…この変化は、本当にすごい。自分から関わろうとするだけで、人生を楽しめるとは思いませんでした。「もっと、周りに関われる人になろう。“予定”をはるかに超える、輝いた人生を歩んでいこう」と、思っています。
神示で確認 「喜び」の仕組み
「教え」を心(人生)の支えに生きる努力をする
自然と心(気持ち)は安定し 物 事の見方が変わる
物 事は 存在ではなく 心に映る感情が乗って見えるもの(現実)
相手 状況を変えるのではなく 自分の心を変えることが必要
「教え」に生きるほど 「心」は変わり 生活環境が好転する
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』128ページ
神示で確認 「喜び」の仕組み
「教え」を心(人生)の支えに
生きる努力をする
自然と心(気持ち)は安定し
物 事の見方が変わる
物 事は 存在ではなく
心に映る感情が乗って
見えるもの(現実)
相手 状況を変えるのではなく
自分の心を変えることが必要
「教え」に生きるほど
「心」は変わり
生活環境が好転する
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』128ページ