No. 530

形にこだわる心を開放し
勝ち得た職場の信頼感
(長野県HS/50代女性/パート)

接客は私の持ち味! 売り上げナンバーワンの実績を築いていた職場を、コロナ禍でやむなく退職。縁あって近所のステーキ店で働き始めました。立場は一転。新人を指導していた私が、20代のアルバイトに、一から手ほどきを受けることになったのです。

私を品定めするような、従業員の冷たい視線。「この間も言いましたよね」などの、接客指導者の厳しい言葉。くじけそうになる思いを神に語り、何回も教えを学びました。

配信授業で、「仕事は奉仕。大切なのは、できることで人に役立とうとする心」と聞いて、気付きました。私は、ただ、「注意されたくない」「仕事を完璧にできるように」と、形を整えようとしていたのです。そこに、人を思う「心」は乗っていませんでした。

お冷や一杯にも思いを込めて

それからは、「奉仕の心で生きられるように」と神に願い、仕事に当たりました。できることはたくさんありました。お客さんに楽しく過ごしてほしいと、お冷や一杯も心を込めて出すように。自然と、笑顔で接客できました。

「教えていただく」その謙虚さも大切と分かりました。気持ちが変わると、指導者の言葉も、いつもより穏やかに聞こえます。それどころか、厳しい態度の裏にあった、お客さんを思う心や、仕事に取り組む真剣な姿勢が見えてきて、思わず「さすがです」「見習います」と、口に出して伝えていました。以前の自分には、できなかったことと、心の変化に驚きました。次第に、仕事でもできることが増えて、お客さんの笑顔にやりがいを感じるようになったのです。

教えどおり生きれば間違いない

いつしか、指導者の方が「急きょで悪いけど、あすも出勤してくれないか?」「あなたがいない時は、お店の雰囲気が寂しい」などと、声を掛けてくださるようになりました。

また、アルバイトの大学生が、退職する時のこと。「社会に出る前に出会えてよかった。あなたのような生き方をしたいです」と、手紙をもらいました。私の仕事に向き合う姿勢と言葉遣いを、ずっとお手本にしていたと。思いがけない内容に、涙があふれました。

「奉仕心で、精いっぱい」という心が伝わったようで、うれしくてたまりません。神の教えどおりの生き方を貫いて、間違いはありませんでした。私は、何て仕合せ者なんだろう。身いっぱいの喜びを味わっています。

神示で確認 「喜び」の仕組み

「教え」を学び 「真理」に悟りを得るほど
    人間は 「運命」の力を世(社会)に奉仕する人を目指す
 目指すほど 「心(運命)」は磨かれ
    万人 万物を優しく包み 受け入れる心(実体)が芽吹いてゆく
 この時 人の心は 「奉仕」に生きている
 ――「運命」の力が引き出され 多くの人々に愛され 信頼される人(存在)――
 仕事の「真理」に生きる人の心(人生)が ここにある

『真実の光・神示 令和2年版』41ページ

神示で確認 「喜び」の仕組み

「教え」を学び
  「真理」に悟りを得るほど
    人間は
      「運命」の力を
        世(社会)に
         奉仕する人を目指す
 目指すほど 「心(運命)」は磨かれ
  万人 万物を優しく包み
    受け入れる心(実体)が
      芽吹いてゆく
 この時 人の心は
    「奉仕」に生きている
 ――「運命」の力が引き出され
  多くの人々に愛され
    信頼される人(存在)――
 仕事の「真理」に生きる人の
    心(人生)が ここにある

『真実の光・神示 令和2年版』41ページ