いつも勉強会で学んでいた、「人のために惜しみなく」という奉仕心。私は、これを自分流に解釈していました。
教えを実践しているのになぜ?
シルバー人材センターの依頼で、鉄工所で働き始めました。二人一組で、昼食の支度や掃除をする仕事です。ある日、ペアの人が、病気でしばらく休むことに。こんな時こそ奉仕心の実践! 二人分の仕事をこなすべく、昼休みを削って頑張りました。ところが、そのうち全身が痛み始め、歩くことすら大変になってしまったのです。
そんな時に読んだ『友輝25』がドンピシャでした。私の「奉仕心」の裏にあったもの。それは、「人に弱みを見せたくない」という「自我」だったのです。自分の器を超えた努力は、悩みを生む。体調を崩した理由が見えました。教えが全然身に付いてなかった自分。情けなくて涙が出ました。
頂いた縁に感謝の思いで
できないことは、素直に伝えるのも大事。会社に現状を伝えると、早速求人を出してくださいました。「ずっと大変な思いをさせてすみません」と、仕事のやり方も考えていただき、ありがたかったです。
すぐに新しい方が採用されました。初日、「首を長くしてお待ちしていましたよ」と挨拶すると、相手の女性も「そんなふうに言われたのは初めてです」とニッコリ。「できないこともあるかも…」と不安を口にしていたので、「大丈夫。一緒に頑張りましょう」と伝えたら、また笑顔になってくれてうれしかったです。すてきな出会いを頂けた感謝が込み上げました。
二人で協力しながら仕事ができると、体も心もすっかり楽になっていきました。工場の人に昼食を提供する時の、「どうぞゆっくり召し上がってね」「ありがとう」そんな小さなやりとりすらも、楽しくてたまらないのです。「人は、一人では生きられない。縁を頂き、互いの力を重ねるところに、生きる喜びを味わえる」教会カレンダーに載っていた神示のとおりでした。
何にでも素直に「ありがとう」
真面目で手を抜くのが苦手な私が、新たに知り得た「素直」という心の使い方。不思議なほどに、物事が好転してゆくのです。先日、うれしいことがありました。人材センターからのお話。何と「正規の職員として働いてほしい」と、会社側から依頼があったらしいのです。驚くやらうれしいやら! 年寄りですが、必要としていただいていることがありがたくて、たくさん、たくさん泣いて喜びました。
「自分勝手な奉仕心」に気付いた瞬間から、私の毎日は一気に変わりました。この話を妹にしたら、「喜びの声に投稿してみたら?」と言われ、やってみようと一念発起。どんどん言葉が出てきて、何より神への感謝が深まって、うれしくてまた泣いています。自分の足で歩けること、ご飯を食べられること、お風呂に入れること。何もかもに感謝。「ありがとう」がいっぱいの毎日です。
神示で確認 「喜び」の仕組み
人は 無限の支え 「愛」の中に生かされている
神に守られ 家族 友人 知人の縁に支えられし 我が身の幸運 気付けたときに
人は誰もが 「心」満たされ 感謝心に包まれる
感謝の思い深まるほどに 人は誰もが 奉仕心に生きんとする
この心の姿こそが 「仕事の真理」に生きる人の姿と申す
『真実の光・神示 平成19年版』69ページ(中略あり)
神示で確認 「喜び」の仕組み
人は 無限の支え
「愛」の中に生かされている
神に守られ
家族 友人 知人の縁に支えられし
我が身の幸運 気付けたときに
人は誰もが 「心」満たされ
感謝心に包まれる
感謝の思い深まるほどに
人は誰もが
奉仕心に生きんとする
この心の姿こそが
「仕事の真理」に
生きる人の姿と申す
『真実の光・神示 平成19年版』69ページ(中略あり)