No. 508

亡き夫に託された思い
仲の良い家族を子孫へ
(埼玉県MM/50代女性/幼稚園教諭)

突然の別れでした。2カ月前、夫が心筋梗塞で倒れ、この世を去ったのです。

気掛かりだった疎遠な関係

短気だけれど、根は優しい夫が大好きでした。玉納奉寿(教会葬儀)の時、棺に眠る顔を見て、私と娘は確信しました。「夫の魂は安らいでいるんだ」と。

一つ気掛かりだったのは、疎遠になってしまっていた義母のことでした。施設に入所しているため、義妹に付き添われて参列してくれました。夫の顔を見るなり、号泣する義母。我が子を先に見送る悲しさが、心に深く突き刺さりました。夫が亡くなっても、夫の家族と縁が切れるわけではない…。むしろ、これからいくらでも深めていける。夫から託されたように感じてならなかったのです。

すぐに埋まった心の距離

その日から、義母の施設に顔を出すのが、私の日常になりました。「夫だったら、何をしてあげるかな?」そんなことを考えながら、姑の好物や季節のおいしい食べ物を持って行きます。夫との思い出話や、娘の大学生活のことなど、話は尽きません。身を乗り出して聞いてくれ、亡き夫と一緒に親孝行しているような思いになり、喜びが込み上げてくるのです。

最近では、「会いたいから遊びに来て」と催促されることもあり、そんな義母がいとおしくてたまりません。義妹にも、姑とのそうしたやりとりを伝えると、喜んでくれます。疎遠だった関係が元通りになるのに、いくらの時間もかかりませんでした。

神に心を守られ笑顔の日々を

今、私の心は不思議と寂しくありません。義母や義妹、そして娘の存在が、心の穴を埋めてくれているように感じるのです。

この間、娘と一緒に、夫の遺影に夕食を供えようとした時のこと。私が「パパが今度生まれてくる時は、タマネギ好きになってほしいから、タマネギのおかず祭りにしたよ」と言うと、娘は「パパがかわいそう。タマネギだけ取っておくからね」と遺影に話し掛けていました。その瞬間、二人で大笑い。私たち親子のやりとりに、きっと夫の魂も喜んでいることと思います。

「みんなが仲良しな家族を、娘には残してあげたい」大きな目標に向けて、一日一日家族の縁を深めています。

神示で確認 「喜び」の仕組み

神が世に示す「教え」に悟りを得る人は
    我が家の「心の道」をつなぎ 良き因を残す人生を歩む
命ある今 人としてなすべきことは
    「真理」に生きて 我が家の「心の道」をつなぐ努力をする
 「心の道」をつなぐ人生に 先祖の心(魂)も安心 安定
 「幸福」手にする人生が ここにある

『真実の光・神示 令和2年版』12ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

神が世に示す「教え」に悟りを得る人は
    我が家の「心の道」をつなぎ
      良き因を残す人生を歩む
命ある今 人としてなすべきことは
  「真理」に生きて
    我が家の「心の道」を
      つなぐ努力をする
 「心の道」をつなぐ人生に
    先祖の心(魂)も安心 安定
 「幸福」手にする人生が ここにある

『真実の光・神示 令和2年版』12ページ(中略あり)