No. 1415

会話のチャンスを逃さない
その気付きからの大変身!
(山形県YT/60代女性/主婦)

家族の思いを聞く。私はずっと、「そのチャンスを逃してきた」。神示を読んで得た気付きが、人生を明るく変えてくれました。 

一編の神示をきっかけに

長年、幼稚園教諭をしてきた私。思えば、家でもその延長で、帰宅した我が子たちが「ママ~!」と駆け寄ってきても、「靴をそろえて、うがいをしてから」。夫にも「ハンカチ持った?」などと尋ね、「幼稚園生じゃあるまいし」とあきれられたこともあったのです。口数の少ない夫とは、けんかもしない代わりに語り合うこともなく、私にはどこか寂しさがありました。 

その日々を変えたのが、一編の神示です。 

人は 神に近づき 生きるほど 
  「愛」ある心 豊かに芽吹かせ 
    「良縁」引き寄せ 
         悟り深き人生となる 

(平成19年9月9日『真実の光・神示 増補版〈平成15年~令和3年〉』64ページ)

まずは、「自分が」心に愛を育む。そこに、自分も家族も人生が引き上げられていく。相手ばかり見ていた目が、ようやく「自分」に向いて、自らを振り返るようになったのです。 

そこで見えてきたのは、夫が話す前に言葉を挟んでいる自分の姿。それでは、「伝えたい」思いが冷めてしまいます。「私が」会話のチャンスを逃していた! ものすごく損をしていたと気が付いて、「家族の話を聞ける自分に」と、真剣に祈願したのです。次第に、「夫はどう思ってるだろう」「何を考えてるのかな」と、話を聞くこと自体が楽しくなったのが不思議でした。 

言葉に込められた思いを感じて

「伝えたがり」な私は、相手を自分に沿わせようとしている。そんな反省も生まれました。そうして夫の言葉に耳を傾けていると、「思い」が確かに伝わってきます。 

ある日、脚立に乗った私を見て、「危ない! 何やってるんだ!」。確かに足場が悪く、夫の言うとおり。厳しさよりも温かさを感じられて、「そうだね、ありがとう」と素直に返せたのです。忠告を聞かずに出掛け、凍った雪道で滑り、お尻を打った以前がうそのよう…。それ以来、小さなけがが減っていきました。 

家族のぬくもりを感じる会話が

先日、「ちょっと話を聞いて」という知人に会いに行き、気が付くと夕方に。夫はどうしているだろう…。以前だったら、「今まで何してたんだ」「だって困ってる人がいたのよ」などと、かみ合わない会話をしていた場面です。ところが帰宅すると、「お母さん、ご苦労さま」。「ありがとう」と返しながら、思わず涙がにじみました。夫の言葉に込められた深いねぎらいが、うれしくてたまりませんでした。 

こんな私も、46歳でおばあちゃんになって、孫は今、大学生と高校生。家族と思いを交わし合い、孫たちに「おばあちゃん、頑張ってね」と励まされる毎日。心温まる喜びでいっぱいです。

神示「真理」に気付きを得て
    祈願で実体を修正する
       努力を欠いてはいけない
 「教え」を学び
    「真理」で家族と関わる
           努力から始める
 自然と 家族との会話が増えて
    互いの思いは重なり
           愛情が深くなる
神示「真理」に悟りを深めるほど
   「道」欠く心の動きは起こらない
 ますます心は安定し
    万物全ての出会いが生きてくる
 喜び多く
  生きがい手にする人の人生が
             ここにある

『真実の光・神示 令和4年版』149ページ(中略あり)