No. 1392

瞬間湯沸かし器だった私が
手に入れた「穏やかな心」
(富山県SM/50代男性/技術職)

私の性格はというと、普段は穏やかでも、何かあると、短気で、瞬間湯沸かし器。怒り出したら止まりません。職場では我慢できても、家となると…。特に高校生の一人息子には、善かれと思って、「こうせなあかんやろ!」とエキサイト。最後には、「もう知らんからな!」の捨てぜりふを吐き、イライラしながら自室に引きこもるのが常でした。 

今思えば、子供は私が怖かったのでしょう。何か言いたくても、恐怖心が勝って、反応できなかっただけかもしれません。なのに、その気持ちを分かってやれず、「聞いているのか!」と駄目押しまで…。相手に対して逃げ道をつくれない人間…だったように思います。 

神の館での気付きをきっかけに

こんな私が変わる転機は、信者仲間との会話から。「祈願するのは、神頼みではなく、心をリセットするため」。私の発したひと言が「すごく心に響いた!」と言われて、新鮮でした。 

神が言われるのは「人の役に立つ生き方」。そのイメージは、社長になる、大プロジェクトを動かす。だから、自分とは無縁。そう思っていた私には、「こんなちょっとした会話で役立てるんだ」という驚きとともに、ものすごい心地よさと喜びが返ってきたのでした。 

トゲのない言葉を発する努力を

人と触れ合う喜びを知ったのは、初めてのこと。それからは、人に触れるために、自ら神の館に行くように。その中で、大きな気付きがありました。「会話はキャッチボール」。私が投げていたのは…、トゲトゲボール。トゲトゲしているから、返ってくるのもトゲトゲだった…。ならば、「トゲを少なくして投げよう」。この努力が必要だと感じたのです。 

「子供には子供の思いがある」。そこに気付けたのも、大きな変化でした。「こうせなあかんやろ!」はやめて、「こうした方がいいんじゃない?」「どう思う?」と。すると、息子から何かしら返答があり、会話のキャッチボールが成り立つように。本来の性分からカッとしてしまっても、即、「ごめん」と謝るようにもなりました。 

そうしたら、息子は、学校での出来事など、自分からいろいろ話してくれるようになったのです。これまで無反応だったのは、私が高圧的で、「何も言わせなかった」だけだったと痛感した次第です。 

心が変わり、人生が大変化!

妻に対しても、今まで怒っていたはずのことも優しく穏やかに対応できるようになった頃。妻が教えてくれました。「あの子が、『お父さん変わった。優しくなった』って話していたよ」と。うれしかったと同時に、我が子は、親の背中を本当によく見ていることも感じ、身が引き締まりました。「いい背中を見せなあかんな」。 

毎日、心が穏やかだからか、仕事に行っても、朝一番から周りに話し掛けたり、人との関わり方全般が大変化。一人仕事の同僚に、「声を掛けてくれてありがとう」と笑顔で言われた時は、「これも役立つことか」と、またまたうれしくなりました。 

まるで、オセロの石が黒から白へとひっくり返るように…パタパタと好転している私の人生。我が子に良い背中を見せられる父親を目指して、人に温かく、役立つ生き方を。これからも心磨きに努めます。

妻より

夫の変化には、「人ってこんなに変われるんだ」と正直驚くほど。去年、父が亡くなった時も、家族を優しく支えてくれ、家の中が、本当に温かくなりました。だから私も、夫が温かい気持ちになれる言葉を掛けられるように…、神の教えで努力中です。

運命実体で生きる人間は 奉仕の心が身に付くほどに 良き出会いが持てる
「教え」を学び 家の姿(真実)を知って 「真理」で家族に触れる努力をする
 自然と家族との関わりが深まり 家族を思う気持ちが強くなる
 この思いの強さが 真実の愛(愛心)を育み 奉仕に生きる人を育てる
人・物との出会い 触れ合いを深め 愛心で結ばれたときに 真の生きがいが生まれる

運命実体で生きる人間は
    奉仕の心が身に付くほどに
         良き出会いが持てる
「教え」を学び
     家の姿(真実)を知って
  「真理」で家族に触れる努力をする
 自然と家族との関わりが深まり
     家族を思う気持ちが強くなる
 この思いの強さが
    真実の愛(愛心)を育み
       奉仕に生きる人を育てる
人・物との出会い 触れ合いを深め
    愛心で結ばれたときに
       真の生きがいが生まれる

『真実の光・神示 令和4年版』112ページ(中略あり)