No. 1308

娘が家に寄り付かない
心の向け方を変えてみると…
(愛知県KK/60代女性/主婦)

「私の家系は代々女性が強い。女系家族」いつもそう言ってきました。私は気の強い祖母とそっくり。思ったことはストレートに伝え、嫌なことがあると感情的に。神の教えを学ぶと、「違うよね」と思いつつ、「性格だから」で済ませていたのでした。 

そんな私が嫌だったのか、社会人になった一人娘は、「一人暮らしをするから」と勤務地に近い所に転居。「週1回は実家に帰ること」と条件付きで渋々認めましたが、しばらくすると、「友達はそんなに帰ってない」と言って、ほとんど顔を見せなくなったのです。 

夫のひと言から心を見詰めると

夫婦二人で穏やかに暮らしているからいいか…と思っていた頃、偉光会館で職員と話す機会がありました。その時、隣にいた夫が、「妻の性格は祖母に似ている」と言うのです。それを聞いて、なぜか逆上しなかった私。「直さなきゃいけないところを言ってくれた」と感じたのが不思議でした。 

私は思いどおりに事が進まないと、ついイライラ。娘に対しても、「約束したのに、どうして帰ってこないのか?」と、腹を立てていました。でも、その前に、「なぜ、子供がそういう気持ちになったのか」。「最初に目を向けなければならなかったのは、ここだった!」と、神の教えで気付けたのです。 

私がストレスを与えていた?

夫と話していて分かりました。この家でストレスなく生活できていたのは、私が「家族にストレスを与えている」ことに気付いていなかったから。夫は優しい人で、何でも私の思いどおり。でも、それは我慢している優しさだったのです。 

夫の優しさは、もっと別のところにありました。私はよく、「あなたも娘に注意してよ」と怒っていましたが、夫は後から娘に、「お母さんは君のことすごく思っているんだよ」と伝えてくれていたのです。 

「今しかない」の気持ちで

神の教えで自分を変える。「今しかない」と思いました。たまに家に来た娘に、「帰ってきてくれてありがとう」と本心を伝えたり、メールで「あなたは優しくて思いやりのある子」「お母さんは仕合せだよ」と送ったり。ずっと否定ばかりしてきてしまったので、今こそ褒めたいと思うのです。 

うれしいのは、娘がこんな母親を責めないこと。毎月帰ってくるようになり、「お父さんとお母さんが仲良しだから安心」と。家では寝てばかりですが、それもいとおしく、ゆっくりさせてやろうと思います。 

夫に、「娘が優しい子に育ったのは、あなたのおかげ。ありがとう」と伝えました。すると、「本当? 本当にそう思ったの?」と、こちらが驚くほどの喜びようで、余計にうれしくなりました。 

自分の心のゆがみに気付き、修正を思い立ってから数カ月。こんなに晴れ晴れとした心を、家族と一緒に味わえるとは…。神の教えの素晴らしさを実感しています。

人間は その家庭の「心の道」に 「実体」を受け継いで 生まれてくる
 神は その家庭の実体(すがた)に合わせて 「運命(たましい)」を宿す
 「運命・実体」が その人間の「人生」を導いてゆく
家庭に「教え」があれば 人間は必ず実体を高めて
    神の手の中 運命の力に導かれ 守られ 救われてゆく
 開運かなえる人間の人生が ここにある

人間は
  その家庭の「心の道」に
     「実体」を受け継いで
            生まれてくる
 神は
  その家庭の
    実体(すがた)に合わせて
     「運命(たましい)」を宿す
 「運命・実体」が
   その人間の「人生」を導いてゆく
家庭に「教え」があれば
      人間は必ず実体を高めて
  神の手の中
    運命の力に導かれ
        守られ 救われてゆく
 開運かなえる人間の人生がここにある

令和6年1月23日 信者心の基勉強会 家庭編(中略あり)