50代の頃から腰が悪く、両足にしびれが出始めました。「腰椎すべり症」と「脊柱管狭窄(きょうさく)症」。医師には、手術が必要と言われましたが、「もうちょっと、もうちょっと…」と先延ばしにしてきたのでした。
手術したくなかったわけではありません。子供たちの結婚や出産が続き、父と母を見送って…。世話をしてあげたかったのです。しかし昨年、いよいよ歩くのも大変になってしまいました。
限界になって気付いたこと
この状況を偉光会館で職員に相談すると、「ご主人に相談していますか?」と。話していませんでした。むしろ、気付かれたくなくて、神に「痛いです。でも、他の人には分からないように、どうかきょうも一日頑張れますように」などと祈願していたほどでした。
でも、もう痛みは限界。夫に話すと、「最近、悪いんやないか…と思ってた」。隠しきれないほどの状況だったのに、言わなかった自分。私は、思っている以上にかなり我が強いと、あらためて感じました。
我が強い=人の心を考えない
昔から自覚はしていた我の強さ。だから、相手の話を聞いたり、一生懸命関わったり。努力しました。しかし、いくら頑張っても、子供からは「もう少しお父さんに優しくできんの?」と言われ、母には「あんたは人のしたことを喜ばんね」と言われ…。「我の強さの直し方」が分からなかったのです。
神の教えでやっと気付きました。夫に何かを反対されたら、内緒でやり通すなど、小さいうそを重ねてきた私。手術を延期してまで、子供たちや母の世話をしたのは、自分が手伝いたかったから。どこまでも自分の思いを通し、「相手はどう思うか」「何を求めているのか」は考えていなかったのです。結果、一人で勝手に背負い込み、心にも体にも負荷を掛けていました。
心も体も再生されていく喜び
腰のことは、子供たちにも話すととても親身に考えてくれ、手術する気持ちが固まりました。夫と病院へ行き、紹介してもらった大病院は、驚いたことに、私が持病で通っている所。ここからまるでベルトコンベヤーに乗ったかのように、順調に事が進んでいったのです。
何の不安もなく手術に臨めたのも、大きなご守護。その後の回復ぶりは、先生方に「悪い所が多くて、たくさん骨を触ったのに、治りが早い」と驚かれたほど。退院して、家族の待つ家に帰れた時の喜びはひとしおでした。
かつてはお互いの心が重ならず、別居さえしていた私たちなのに、夫婦でいることを心地よく感じる今。「お言葉に甘えて」「ありがとう」。これまで口にしていなかった言葉を、夫に、家族に伝えています。「絶対こうしたい」といった感覚は消え、「どんな気持ちか聞いてみよう」。そんな毎日は心が軽やかです。退院して1カ月。一日一日、心身ともに再生されているのを感じます。
神示「真理」を人生の支えに生きるなら
心の動きは安定し 「道」欠く思いは芽吹かない
運命に導かれた心の動きが引き出され 健康も守られる
心身がともに調和し 感謝の思いが深まる心に 健康が体感できる
「教え」に気付きを得て
「真理」で関わり 支え合う家庭を築く努力が必要
この環境が 豊かな心を育み 人間は 健康な心に戻ってゆく
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人生の支えに生きるなら
心の動きは安定し
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人間は 健康な心に戻ってゆく