No. 1299

神の領域と言われた回復
生命力を引き出した関わり(嫁編)
(兵庫県KW/60代女性/主婦)

「頑丈な体が取りえ」と言っていた義母。働き者で、病院とは無縁。それなのに、1年ほど前から体調を崩して通院するようになりました。高血圧に貧血…と、92年間も頑張ってきた体がいろいろ教えてくれているようで、「もう無理はできんな…」。初めて聞く弱気な言葉でした。 

夫婦で受け止めた義母の気持ち

やがて、薬を飲まなくても血圧が下がり、食欲も落ち、臓器の働きも低下しているようでした。何より、大好きだった畑に行けなくなり、「動けるうちに」と、まるで終活のように家の中を片付け始めたのです。そんな義母を、家族や親戚が代わる代わる励ます毎日でした。 

義母は、体の自由が利かない歯がゆさで、夫に感情をぶつける日も…。でも夫は、「自分たちを頼っている、甘えてくれている証拠やな」と、どっしり受け止めています。私も、「おばあちゃんもつらいよな」と義母の気持ちを受け止め、寄り添おうと意識していったのです。 

家族みんなが味わった神の実在

昨年の秋、長女と孫が訪ねてきた時、義母は「ありがたい」「今まで本当にありがとう」と私の手を握り、次第に意識がなくなったのです。すぐ医師に診てもらうと、「直ちに身内を呼んでください」。老衰とのことでした。 

ところが翌朝、何と義母が目覚めたのです。「あ、まだ生きてる!」と言いながら…。医師は「奇跡です」と驚きの表情。私が「神様に守ってもらったんやで」と言うと、そこから見る見る回復していったのです。「きょう生きとることがありがたい。久しぶりにおなかすいたわ。なすのみそ汁でも作ろう!」と、以前からは考えられないほど明るい表情になりました。 

神の教えで築いてきた我が家

今では、畑やデイサービスに行けるまでに。朝に夕にと神に手を合わせ、「一日明るい心でいられるように祈願したら、本当にそういられる」と言うのです。「この年になって、初めて神に出会った気がする」とも。一生懸命祈願するしわくちゃな義母の手は、92年間の思いがいっぱい詰まっているように見えました。 

義母は、「いろんな人に支えてもらって、家族の輪に入れてもらえる。ありがたい限りや」と笑います。3年前に亡くなった義父の遺影には、「行ってくるで」「きょうはこんなんやったで」と話し掛けていて、何とも言えないほほ笑ましさを感じます。 

私が嫁いだ40年ほど前、けんかばかりだった義父母。私は間に入り、いい嫁を演じていただけ…。これでは何も変わらないと、家族みんなで神に心を向けるようになったその時から、少しずつ本音を語り、お互いの心を分かり合えるようになっていきました。神にすがってなければ、絶対になかった今の我が家。義母の強く、明るい生きざまが一つ一つ私の心に届き、感謝と尊敬の思いが深まります。

※この方の娘さんからの「喜びの声」も、併せてご覧ください。

 

健康は 家族に愛情をかけ 仕合せを求め合う家庭で生まれる
 心が豊かになるほど 体調も整い 心身ともに守られる
 「教え」で関わる家庭を 家族で築く思いを強く持つ
 自然と 「教え」が家族の思いを一つに重ね 何でも話せる家庭と成ってゆく
真の健康を手にする極意を知って 「真理」に生きる信者(われ)であれ

健康は
  家族に愛情をかけ
   仕合せを求め合う家庭で生まれる
 心が豊かになるほど
   体調も整い 心身ともに守られる
 「教え」で関わる家庭を
      家族で築く思いを強く持つ
 自然と
 「教え」が家族の思いを一つに重ね
    何でも話せる家庭と成ってゆく
真の健康を手にする極意を知って
 「真理」に生きる信者(われ)であれ

令和5年8月23日 信者心の基勉強会 健康編(中略あり)