No. 1339

神の領域と言われた回復
見えない「愛」が見えて(孫編)
(兵庫県HW/30代女性/飲食店勤務)

隣に住む92歳の祖母は、負けん気が強く、苦労人。私はいつも叱られては、反発ばかり…。その祖母が、昨年ごろから自分でできることが少なくなり、歩けなくなっていったのです。「畑に行けなくなったら終わりや」。日に日に弱気になる祖母を見て、私は子供の頃を思い出していました。 

深い祖母の思いを感じた時に…

共働きの両親に代わり、姉と私の面倒を見てくれたのは祖父母でした。祖母の手料理はどれもおいしく、その影響も受けて、私は食の道へ。あの時、祖母はどんな思いを込めておにぎりを握ってくれたのかな…。そう思ったら、「かけてもらった愛を返していかなあかん」と強く感じたのです。

祖母を元気づけたくて作った料理。レシピを教わっていないのに、心が覚えているのか…、完成した物は不思議と祖母の味。「おばあちゃんと同じ味の煮物ができたよ!」。祖母は「うまい、うまい」と、それはうれしそうに食べてくれました。 

奇跡の裏にあった家族の愛

祖母の体は徐々に弱っていたのでしょう。ある日、意識を失ったのです。医師に「直ちに身内を呼んでください」と言われるほどの状況でしたが、家族みんなで祖母に思いを向ける中、意識がふっと戻ったのです。 

しかも、それ以来、寝室の横のトイレに行くだけでやっとだった祖母が、少しずつ歩けるようになり、今では何と山の麓の畑へ。医師は、「本来なら動いていないはずの足が動いている。神からもらった足ですよ」「この回復は神の領域です」と本当に驚いていました。 

感謝の気持ちをなすに込めて

神への感謝でいっぱいの祖母。ただ、体力的に遠出が難しく、神の館への御礼参拝がかないません。そこで、「おばあちゃんの感謝の思いをなすに込めて、神様の元に届けられたらいいね」と、祖母に話してみたのです。すると、「一週間かけて、きれいななすを作らなあかんな!」と、がぜんやる気に。私は出勤前に畑に行き、水やりをしました。祖母がいつもしているように、野菜にたくさん話し掛けながら…。 

「みんな、来週は新幹線に乗って神総本部に行くで。頑張ろうな!」。そんな私の思いが届いたのか、すくすく育ったなす。前日に恵みの雨をいっぱいに受けて、つやつやで最高の仕上がりに。朝取りすると、祖母は大喜びでした。私はそのなすを我が子のように抱きかかえ、神総本部へ。無事に真実の光会館光明殿にお供えできました。 

祖父母の生き方を受け継ぐ決意

「もうええねん。このまますーっと死ねたら本望や」と言っていた祖母が、今は、「祈願すると、心が穏やかになるねん。神様のおかげやな」と言います。毎日欠かさず祈願し、母が手書きした神示を一生懸命読んでいます。 

そして先日、「明魂登録をする」と心が動いたのです。書類を書く時、一時間かけて字を練習していた祖母。そこには、「この体に感謝します。毎日を明るく生きたいです。子や孫の仕合せを願っています」とありました。口下手な祖母の本当の思いを知り、涙があふれました。 

祖父母の口癖は「おかげで」。人とのつながりを大事にする姿は、両親とも重なります。だから私も、人とのご縁を大切に。この家に生まれてこられて仕合せです。

※この方のお母さまからの「喜びの声」も、併せてご覧ください。

 

家族で「教え」を学び 「真理」に生きる 家族の関わりが 和心を育てる
 自然と家族の心は一つに重なり 会話も増える
 魂が安らぐ家庭がつなぐ「心の道」は
    太く 強くつながり 良き因が受け継がれてゆく

家族で「教え」を学び
 「真理」に生きる 家族の関わりが
            和心を育てる
自然と家族の心は一つに重なり
            会話も増える
魂が安らぐ家庭がつなぐ「心の道」は
         太く 強くつながり
      良き因が受け継がれてゆく

令和5年10月23日 信者心の基勉強会 家庭編(中略あり)