No. 1311

何があっても深まる夫婦の絆
超が付くほど大切な存在に(続編)
(栃木県HT/70代女性/主婦)

超が付くほど短気な夫が、「超が付くほど大切な夫」に。その感謝を「喜びの声」に掲載していただき、2年ほどたった昨年末のこと。夫と大げんかをしてしまいました。その時はお互いカッとしたものの、冷静になってみると、「夫はいつも優しくしてくれていたな…」と、感謝の心が芽生えていたのが不思議でした。 

不思議はまだ続きます。それから数カ月後のある朝、突然、夫が倒れたのです。右半身が動かず、口が利けず、目も見えていない状態で、救急搬送。医師によると、脳梗塞で、しかも一番重い後遺症が残る部分が詰まっていたそうです。それにもかかわらず、病院に着く頃には、不思議と血液が流れ始め、意識まで戻ったのです。「こんなことが本当にあるのか!」と、ただただ神への感謝が込み上げ、雲の上をホワンホワンと歩いている気持ちになりました。 

娘たちに苦労させたくない…と

振り返ると、私がこの神を知ったのは45年前、28歳の時でした。当時は前の夫と心が通わず、4年後に離婚。両親を早くに亡くし、温かい家庭を知らない私が娘二人をどう育てられるのか…。どん底でした。 

100%御利益感覚で信者になった私ですが、繰り返し教会書籍を読んでいると、自分の「心」次第で、悲しい出来事が我が身に降り掛かると言われていることが、うっすら見えてきました。思えば、前夫は優しい人で、一度も怒ったことがない人…。私が、そういう人を大事にできなかったのです。 

娘にも、子孫にも、私のような人生を歩ませないと決意。「心から人を大事にできる自分になりたい」と祈願し続けました。そうして55歳で出会ったのが今の夫です。 

「新たな気付き」から心を修正

それから20年近くたち、今回の大げんかと夫の脳梗塞。この出来事からも、私の「心」に大きな気付きがありました。夫の存在の大きさをあらためて感じ、もっと大切にしたいという思いが深まったのです。

腹の中の気持ちは、全部言葉にしないと気が済まないタイプの私。長年、この性格をどうにもできなかったのですが、「夫が不愉快にならない言葉で話したい」と祈願、祈願。バッと言うことが減り、逆に口数の少ない夫が、話し掛けてくれることが増えました。しかも、前より優しく、柔らかい口調で…。そんな夫は、脳梗塞を患ったにもかかわらず、今ではすっかり元気。薬を飲んでいないのに、血液がさらさらです。 

2年前よりも格段に「大切な存在」になった夫。こんな仕合せな晩年が待っていようとは、信者になった頃には思ってもいませんでした。さらに、娘を見ていると、我が子にいつも寄り添っていて、私よりも数段階も上がった、温かみのある家庭を築いています。そして私は、もうすぐひいおばあちゃんに…。神のお言葉を信じて生きれば、代を重ねるごとに、より仕合せになれることを実感しています。

※過去に掲載されたこの方の内容は、こちらからご覧いただけます。

 

「人生」を高めるために 見詰める的は 神が世(社会)に示す「教え」
 家族で「教え」を学び 「真理」のある家庭に
    人の心(人生)は磨かれ 「正道」をゆく
 「運命」に重なる人生が始まり
    家族一人一人が 「心の道」に良き因を残してゆく

「人生」を高めるために
  見詰める的は
    神が世(社会)に示す「教え」
 家族で「教え」を学び
      「真理」のある家庭に
   人の心(人生)は磨かれ
           「正道」をゆく
 「運命」に重なる人生が始まり
  家族一人一人が
   「心の道」に良き因を残してゆく

『真実の光・神示 令和4年版』55ページ