No. 1302

事故と大借金から始まった
私たち家族の好転人生
(栃木県TK/60代男性/歯科技工士)

24年前に遭った交通事故。運転中、車が左から猛スピードで突っ込んできて、私の車に直撃。私は左側の肋骨(ろっこつ)を全て骨折。骨が肺に刺さっていたほどの重傷でした。 

災難はそれにとどまりませんでした。当時、共に事業をしていた友人が、私の入院中に私名義で多額の借金をした挙げ句、行方をくらましてしまったのです。退院後にそれを知った時は、あまりのショックで、気力を失いました。 

自分の生き方に原因があった

3人の子供たちはまだ学生。前職だった歯科技工士の仕事に就き、妻と共に、働きづめの日々。人生においてこんな苦しみがあるのだろうか…。絶望の淵にいた私を救ってくれたのが神であり、神の教えでした。 

家庭のことを顧みず、一人で突っ走ってきた人生。その結果が、事故と借金。「因」と「果」があったことに、神の教えで気付いたのです。

「真摯(しんし)に生きたい」。初めて芽生えた家族への感情。マイナスな気持ちは、子供たちには極力伝えないようにしていましたが、包み隠さず話すようになりました。「苦しいんだ」とか、「こんなふうに頑張っているんだよ」など…。すると、子供たちも、人間関係の悩みなどを打ち明けてくれるようになりました。妻とアドバイスするうちに、家族の団結感が出てきたのです。 

数年前には借金も無事に返し終わり、家族みんなで喜び合いました。大変な道のりでしたが、神の教えがあったおかげで、「この経験をした我が家の方が間違いなく仕合せ」と言い切れます。

「一致団結」で歩める喜び

家族の団結感は、年々深まっているように思います。先日の出来事もその一つでした。健康診断で肺に見つかった影。「肺がんの可能性がある」と言われました。我が家は祖父、父、叔父2人、全員肺がんで亡くなっています。それでも動揺することはなく、息子が「今後のことは、まずは精密検査をしてから考えよう」と寄り添ってくれて心強かったです。検査結果は異常なし。私も家族も、心が動じなかったことに大きな喜びを感じました。

「一致団結」の言葉に尽きる、私たち家族の歴史。特に妻は、借金を負った私を責めることなく、子供たちとの間に入りながら、心を支え続けてくれました。今は子供も社会人となり、長男は、私と同じ歯科技工士の道へ。苦労を掛けましたが、それぞれ立派に育ってくれたのは、神と共に歩んできたからこそと思います。 

身に起こる一つ一つのことが、全て心の軌道修正をするための好機のように思えてなりません。子供や孫に、背中を見られて恥じない生き方を残せるように。神と生き抜く決意を新たにしています。

「教え」を家族で学び 「真理」で触れ合う家庭をつくる 努力を重ねる
 自然と家族の心(運命)は重なり始め 「実体」は高く引き上げられる
 「六つの花びら」咲き始め 事故 災難 病気から離れてゆく
「真理」が「人生」の支えとなり 「運命」に導かれた人生が始まってゆく
 良き因を残し 発展してゆく社会(家庭)の姿が ここにある

「教え」を家族で学び
  「真理」で触れ合う家庭をつくる
            努力を重ねる
 自然と
   家族の心(運命)は重なり始め
    「実体」は高く引き上げられる
 「六つの花びら」咲き始め
   事故 災難 病気から離れてゆく
「真理」が「人生」の支えとなり
  「運命」に導かれた人生が
            始まってゆく
 良き因を残し
  発展してゆく社会(家庭)の姿が
             ここにある

『真実の光・神示 令和2年版』79ページ(中略あり)