No. 1269

弱さを見せるのは悪くない
自分らしく生きる
(兵庫県NS/30代男性)

幼い頃、剣道の先生に言われた言葉は、「弱さを見せてはいけない」。そんなこともあってか、私の憧れは強い戦国武将。一匹狼タイプの人を尊敬していたのです。 

学校でも、自分から誘うことはせず、声を掛けられるのを待つばかり。落ち込んでいても、「大丈夫!」と無理やり笑顔を見せました。そして、大学卒業間際。周りから言われたのは、「本当は仲良くしたかったけど、声を掛けにくかった」。ショックでした。 

変化のきっかけは親との会話

生まれた時から信者だった私は、神の教えも子供の頃から学んでいました。「自分から人に関わること」「相手の気持ちを大切にすること」などと聞くたび、自分の生き方に何となく疑問を持ちました。そんな気持ちを「親に話してみた」。それが考えるきっかけになりました。 

親と話す中で見えてきた、「人との関わりの中にいる自分」。学校でも部活でも何でも、「一人では何もできないな」と気付いた時、もっと素直になって、「声を掛けやすい自分」になりたいと思ったのです。

自分の弱みと向き合う

その後、就職。不思議と、人との関わりが多い部門に配属されました。引いてしまいそうになる自分。でも、祈願する中で、向かっていけるようになったのです。 

ある日、業務でミスをした時のこと。とっさに「弱みを見せたくない」と思う心が出ました。謝りたいのに謝れない…。その時、友輝会で学んだ、「若い頃は、素直、正直に生きて、支えてもらうこと」という内容を思い出しました。すると、「すみません、教えてください」の言葉が自然と出てきたのです。初めて心が強くなれた気がしました。 

持ててきた本当の自信

今では、仕事で「あなたのおかげで」と感謝されることが増え、人との関わりに喜びを感じています。同僚からは、「あなたがいつも前向きだから、自分も頑張らなきゃって思える」と言ってもらいました。ずっと一匹狼タイプに憧れていた私ですが、これが自分の持ち味なんだと自信が持てています。 

友人からも、「雰囲気が変わったね。柔らかくなった」と。確かに、「弱みを見せない」と気張っていた頃より心は穏やかで、気楽です。自分の存在で、周りに良い影響を与えていく。神の教えに重なった生き方を貫いていきます。

人間は 一人では生きられない
 出会いを生かす「努力」が 「人生」を高める
 「教え」を「心(人生)の支え」にできるなら
    人は皆 出会いが生きる「人生」を求める
 「道の真理」に生きんとする思い(信念)が 出会いを深め
    真の生きがいを「心」に育む

人間は 一人では生きられない
 出会いを生かす「努力」が
          「人生」を高める
 「教え」を
  「心(人生)の支え」にできるなら
  人は皆
   出会いが生きる「人生」を求める
 「道の真理」に
   生きんとする思い(信念)が
           出会いを深め
     真の生きがいを「心」に育む

『真実の光・神示 令和4年版』9ページ