No. 1301

今度は家庭で。教会図書で
見えてきた新しい世界(続編)
(長野県MT/60代女性/主婦)

仕事のことで「喜びの声」に掲載していただいて2年。今年に入り、夫から「仕事を辞めて、畑を手伝ってくれないか?」と言われました。「うん、いいよ」。あっさりスタートした夫と二人の農作業。すぐ大きな問題に直面しました。 

大ざっぱな私と違い、夫は細かいのです。畑を耕すとき、出てきた小石をそのへんにポイッとする私。一カ所にきれいにまとめる夫。種まきは、メジャーで間隔をきっちり測ります。確かにきれいですが、野菜が育ってくると、あまり関係ないような…。でも、そう言ったらきっと怒られるので我慢。「付き合っていられない!」。どんどんストレスをため込んでいました。 

自分が変わる大切さに気付いて

再婚同士の私たち。この選択は間違っていたのでは…という気持ちにさえなりました。そして開いた教会図書。2年前、仕事で行き詰まった時に書籍から気付きを得て以来、いつも読むようになったのです。 

今回も、大きな気付きがありました。ふと思い当たった過去の自分。そう言えば、これまでも身近な人をよく怒らせていたな…。ということは、「私が変わらなくてはいけない」と気付いたのです。

その後、お墓掃除のために、一人で車で出掛けた時のこと。夫からは、「危ないから別の道にした方がいいよ」と言われた細い道を、すっかり忘れて通ってしまい、ミラーに引っかき傷を付けてしまいました。それを案の定見逃さず、「おまえは言うことを聞かない!」と、烈火のごとく怒る夫。いつもなら「大人げない」と距離を置いたと思います。でも、この時は、これまでいかに夫の言葉を軽く聞き流していたか…、反省しかありませんでした。 

初めて分かった夫の気持ち

ある日、夫が手作業で草を刈っていたので、「機械でバーッとやればいいんじゃない?」と提案してみました。すると、「この畑を守ってきてくれた、両親や先祖を思ってやっているんだよ」と。ハッとしました。こういう夫の情の深さを、私は理解しようともしてこなかった…。自分の物差しを振りかざし、「非効率的なこと」と受け入れてこなかったのです。

「何で夫はこうするんだろう」「何でそう言うんだろう」と考える。その上で会話していくと、夫の行動には一つ一つ意味があると分かりました。手入れに時間をかけるのも、体を動かして汗をかくと、元気でいられるから。「ジムに通う必要はないよ」と笑っていました。「そうだったんだね」と、自然と気持ちが重なりました。 

最近の私たちの日常は、けんかしてもすぐ仲直り。夫が怒ることも随分減りました。でも、私にとっては、夫が変わったことが奇跡ではないのです。二人でお茶を飲みながら、「おいしいね」と言うと、夫も「おいしいね」とにっこり。その顔を見て、「仕合せ」と思う自分になれたこと。ここに奇跡を感じます。縁があって一緒になった夫です。神の教えがあれば、もっともっと仲良くなれると自信が湧いてきます。

※過去に掲載されたこの方の内容は、こちらからご覧いただけます。

 

真理を知って 心正しい信者の道を歩めよ
 歩むほどに 和心育つ我が家が 神の手の中育まれてゆく
 「魂」安らぐ家庭の姿が ここにある
 有限の「人生」 その意味(価値)を二人で味わい 思いを残さぬように
    会話を楽しむ我(二人)であれ
 この一言心に留めて 時(人生)を刻むほど 「心の道」に縁を深めてゆく

真理を知って
     心正しい信者の道を歩めよ
 歩むほどに 和心育つ我が家が
       神の手の中育まれてゆく
 「魂」安らぐ家庭の姿が ここにある
 有限の「人生」
  その意味(価値)を二人で味わい
   思いを残さぬように
    会話を楽しむ我(二人)であれ
 この一言心に留めて
   時(人生)を刻むほど
     「心の道」に縁を深めてゆく

『真実の光・神示 平成26年版』109ページ(中略あり)