今年、23年勤めた準公務員の仕事を退職しました。「2人の子供も大きくなったから」と、短期のアルバイトからスタートして、5年後には非常勤職員に。長く働けたことはもちろん、「笑顔で職場を去れること」に感慨無量です。
隠れた本心に気付けたら
とはいえ、長く勤めていれば、良い出来事ばかりではありません。まま起きてきた苦しさ。中でも、常に付きまとったのが、人間関係の悩みでした。上司から笑顔で「はい」と仕事を引き受けて周りに振る人や、露骨に仲間外れをする人。非常勤職員は一年ごとの更新のため、時期が近づくと、自分が切られないように、ギスギスした雰囲気になることもありました。
「できれば関わりたくない」という私の本音。そして今、思うのは、その心の奥にあった、もっと恥ずかしい私の心。苦手な人に対して、表面上は笑顔を取り繕い、心で「何、この人」と思う私。周りがその人を責めていると、心で同調する私。何より、私自身の中にも、「人から評価されたい」と思う心がありました。
隠れた本心に気付くたび、神の教えにある「縁を深める生き方」をしようと思い、嫌う心が薄らいでいったのです。
自分が変われば相手も変わる
まずは相手の話を聞いて…と関わっていくうちに、少しずつ打ち解けて、プライベートな話をしてくれたり、仕事で頼られたり。関係は大きく好転していきました。更新時期には、職員が「この人はいい人だから」とつないでくれ、再度更新していただいたことも。神が言われる「縁を深める生き方」は、好きな人にだけすればいい、というものではないと実感した次第です。
パソコンが全く使えなかった私に、若い人たちが気持ちよく教えてくれ、扱えるようになりました。体力仕事でもいろいろ気遣っていただき、その分、他のことで応援。当たり前のことをしただけですが、「手伝ってくれてありがたい」「褒めてもらえるから頑張れます」と喜ばれ、女子会へのお誘いも。本当に楽しい経験でした。
どんな出来事も吉になる実感
この23年、家に帰れば職場のことは忘れ、元気になれたこともありがたかったです。夫の手作りカレーを食べて、「涙が出るほどうれしい!」と思い切って伝えた本音。気持ちを言葉に出さず、心にしまい込みやすい私だからこそ、家でも外でも、心を開いていきたいと思うのです。
神の教えを軸に生きていけば、出来事全てが明るく、楽しいものに変わっていくと心から思います。秋の年代の、人生の実りを豊かにしていきたいと、夢が膨らみます。
神の「教え」を学び 「真理」に悟りを得る人を目指す
この心の動きが 感謝心を引き出し 人との出会いを広げ 深める
奉仕の心を身に付けるほど 人間は 「真実の愛」に「生きる」人となる
神の「教え」を学び
「真理」に悟りを得る人を目指す
この心の動きが
感謝心を引き出し
人との出会いを広げ 深める
奉仕の心を身に付けるほど 人間は
「真実の愛」に「生きる」人となる
『真実の光・神示 令和4年版』46ページ(中略あり)