大学卒業後、「語学の勉強がしたい」と、カナダの大学に入学した息子。その後は、念願かなって、現地で留学生をサポートする会社に就職しました。
根にある思いを感じ取ろうと
人との出会いにも恵まれ、生き生きと働いていましたが、時代の流れは大きく変わっていました。今春、「倒産に追い込まれている」と、息子から連絡があったのです。
すぐ飛んでいって話を聞いてあげたいけれど、できない現実。本人は明るく話していたものの、私は、「息子の根にある思いを感じ取ろう」と祈願していました。そんな中で、「僕はクビなのかなあ…」とポツリ。「これが息子の本音」そう思い、すかさず、「会社が全体を支えられなくなっただけ。でも、社長さんもお客さんも、本当によくしてくれたよね。最後まで頑張りなさい」「あなたの強みは、語学力と人に好かれるところ。合う会社が見つかるよ」と伝えました。
息子は、「分かった!! ありがとう」と。口数は多くない子ですが、声のトーンで、心が前進したことをはっきり感じました。
夫の姿から気付く自分の修正点
それと同時に、私自身の成長も実感したのです。元来、私は心配性。特に我が子のこととなると、転ばないように、痛い思いをさせないようにと手を打つタイプ。いろいろ気になって「どんな感じなの?」「祈願してる?」と、手と口の出し過ぎ。そんな私と違って、夫はどんと構えています。その姿から、「我が子を信頼する気持ち」が欠けていた自分に気付いていったのです。
程なくして、息子は、インターナショナルスクールに勤務が決まりました。「小さい会社だけれど、いい人に恵まれて、すごく楽しいよ!」と本人からの報告。4月には、バンクーバーでの勉強会にも出席し、ますます前向きに頑張っています。
二人三脚で歩める仕合せ
その数カ月後、私は座骨神経痛に…。歩くこともままならなくなってしまいました。仕事ももうできないかも…。不安を全部夫に打ち明けると、「まずは治すことを考えよう」と。「そうだ、基本はそこだ」と心の霧が晴れていきました。そうして治療を進める中、今は痛みもほとんどなくなり、仕事も続けられています。
家族に支えられたり、支えたり…。それがかなう人生は、何と仕合せでしょう。思えば、我が家は家族の縁が薄く、親戚のことなどで悩んだ時もありました。そんな時こそ、「まず夫婦が気持ちを重ねよう」と、運動会の二人三脚のように…。神の教えで足並みをそろえ、声を掛け合い、一つ一つ乗り越えた日々。「夫婦二人の運命(こころ)を重ね 支え合う奉仕心が 家庭の土台を築く」(『友輪』340号2ページ)この神示に重なった思いがしました。
先日、「愛礼の儀」に参列した時、感謝の涙がぽろぽろあふれて止まりませんでした。その後の私の心は、秋の澄み渡った空のように爽やかでした。神の教えで生きていけば間違いがない、絶対に。心からそう思います。
夫婦で「教え」を学び 会話のある家庭の姿を知り
夫婦二人で「教え」に生きる努力を重ねる
「心の道」を太くつなぎ 子 孫が栄える家庭の姿(真実)が ここにある
二人で歩む人生 折々に起きる出来事全て
「教え」に気付き 悟りを得て 二人で声掛け 支え合って乗り越えられる
出来事の一つ一つが 全て良き体験となり
「家庭」のあるべき姿(方針)と成ってゆく
夫婦で「教え」を学び
会話のある家庭の姿を知り
夫婦二人で
「教え」に生きる努力を重ねる
「心の道」を太くつなぎ
子 孫が栄える家庭の姿(真実)が
ここにある
二人で歩む人生
折々に起きる出来事全て
「教え」に気付き 悟りを得て
二人で声掛け 支え合って
乗り越えられる
出来事の一つ一つが
全て良き体験となり
「家庭」のあるべき姿(方針)と
成ってゆく
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』101ページ(中略あり)