No. 1265

家族に向ける心をつくって
生きる希望が枯れない奇跡(妻編)
(山梨県MS/60代女性/会社員)

何度もがんを宣告されながら、その都度、乗り越えてきた夫。「手術すれば治るんだ」と思っていましたが、今回ばかりはそうもいきませんでした。 

今年、肺への転移が分かり、しかも深刻な状況。「夫の生命力で何とかなるのでは」というわずかな望みもむなしく、医師に余命宣告を受けたのです。「心臓に血管肉腫があります。一カ月半持つかどうか…」。がく然としました。 

これまでの生き方を振り返って

夫への恩返しもろくにできていない…。私は自分を責めました。救いを求めて偉光会館に行った時、いろいろな思いがあふれ出してきました。 

夫と私。夫は短気ですが、私も負けておらず、むしろ私の方が、パッパッパッと強く言うことが多かったです。それに、地元の役員をしていた夫は、病気以外でもつらそうにしていたことが何度もありました。でも、私は自分の仕事の愚痴ばかり言って、「夫の気持ちを聞く」ことをしてこなかったのです。 

家族との縁が薄い実体

思えば、私は、けんか腰の会話が多い家庭に育ちました。だから、家族に相談するより、自分の考えを中心に行動するのが当たり前。神の教えで「家族に頼る」「支え合う」と学ぶと、正直、違和感があったのです。 

もともと薄い家族の縁を、私がさらに薄くしてしまっていました。ここから変える! がんのことも、自己暗示のように「大丈夫」と言い聞かせるのをやめて、子供に頼っていこうと決めました。偉光会館にみんなで参拝する中、「夫あってこその我が家」と心から思うようになっていました。 

「まだまだ夫と一緒に生きたい!」。心さえ前向きになれば、希望が湧いてくると知りました。入院中の夫とは、お互いに教会図書の感想を伝え合ったりもしました。私が穏やかに接すれば、夫も穏やかな言葉を返してくれることを実感したのです。

自分が変われた喜び

夫の治療は順調に進み、余命宣告から半年がたった今、医師に「不思議なくらい良くなっている」と言われています。 

夫の変化と同時に、私自身が感じている心の変化。「自分で」と生きてきた私が、夫や子供たちなど、人とのつながりに喜びを感じているのです。夫だけでなく、同僚にもパッとはっきり指摘していたのが、「そうだね、でもこういうところもあると思うよ」といった言い方ができるように。自分でもびっくりしています。「私だってこんなに変われるんだ」と実感するとともに、家族と生きる人生、掛け替えのないこのつながりを大切に過ごしたいと思います。

※既に公開中の、この方のご主人からの「喜びの声」も、併せてご覧ください。

 

家庭は 「実体」を高め合う場(環境)と気付いて 「教え」で関わる努力が必要
「教え」が 家族の心を重ね 一つにする
 「教え」を家族で学び 気付きを深めるほどに 家族の心は重なり 奇跡に救われる
「希望の光」が通る信者は皆 「運命」が導く心の動きを取る
 ゆえに 人・物との出会いが 全て生かされ 仕合せの輪が広がってゆく

家庭は
 「実体」を高め合う場(環境)と
             気付いて
     「教え」で関わる努力が必要
「教え」が
   家族の心を重ね 一つにする
 「教え」を家族で学び
       気付きを深めるほどに
    家族の心は重なり
           奇跡に救われる
「希望の光」が通る信者は皆
    「運命」が導く心の動きを取る
 ゆえに
  人・物との出会いが 全て生かされ
      仕合せの輪が広がってゆく

『真実の光・神示 令和4年版』164ページ(中略あり)