No. 1205

その後も続く人生の喜び
親との関係が好転(続編)
(岐阜県KU/20代男性/会社員)

「喜びの声」に掲載していただいて約2年。当時は大学院生だった私ですが、就活を経て、今年から社会人になりました。

心に停滞していたある思い

2年前に味わった「縁の大切さ」。でも、私には乗り越えられない壁がありました。「親との縁」を深めることです。「素直、正直に話すことが大切」と何度神の教えで学んでも、父にはできないのです。意見を押し付けられて口論になることもあり、相談するのは怖い。「言っても怒られるだけやし」と思ったら、幼い頃から秘密にしていることがたくさんありました。

その父は、メーカーで技術者として働いています。そこをとても尊敬していて、私もメーカーの開発職への就職を希望していました。就活の機会を生かし、何でも父と話せる関係になろうと思い立ったのです。

素直、正直に相談する大切さ

ところが、いざ相談すると「大手へ行け」と、そればかり。そんな中、私は大きな選択を迫られました。志望度が高いメーカー企業から、「推薦を出すから、うちに来ないか」と声を掛けていただいたのです。この会社で役に立ちたいと思いました。

父に相談すれば、どうせもっと大手に…と言われるだろう。苦しい心で受けた教務相談で、「お父さんの言葉は、あなたの仕合せを思って言ってくれていること。まずプラスに受け止めましょう」と言われました。

たとえ反対されても、その奥にある父の思いをつかんで、会話していきたい。よく祈願して父に相談すると、「おまえが後悔しない選択をしなさい」と予想外の返事。応援を感じて涙が出ました。両親と相談しながら就活を進める中で、父の方から、よく声を掛けてくれるようにもなり、驚きの連続…。最終的には推薦してくださった企業から内定を頂きました。それもうれしかったですが、逃げずに父としっかり向き合えたことが、何よりうれしかったです。

神の教えがあれば怖いものなし

「親に何でも話す」がどうしてもできなかった私。親の問題ではなく、「どうせ」と決め付ける心のクセ。私自身の、生き方の低さだったと初めて気付いた思いです。

その後は、父をはじめ、家族全員で「神光生清の儀」に参列でき、引っ越しの時は、父が仕事を休んでまで手伝いに来てくれました。とても頼れる父に尊敬の思いが膨らみ、今では何でも、素直、正直に話せています。

社会人1年目でまだ仕事に慣れませんが、自分でも不思議なほど、不安や心配が一切ありません。家族にいろいろな気持ちを聞いてもらえるから、落ち込み過ぎずに取り組めています。引っ越した先にも偉光会館があり、折に触れて神の教えを学べることや、同年代のたくさんの仲間と触れ合えることも、私の頑張る力になっています。

今、働いているのは、「私を求めてくれた会社」。そこでお役に立ちたい思いでいっぱいです。

※過去に掲載されたこの方の内容は、こちらからご覧いただけます。

「教え」を学び 家族とのあるべき心を知ることで 人間は「実体」を高めてゆける
 実体を修正し 互いの関わりを深める家庭に 人間は「運命」に重なる人生が始まる
――「教え」を学び 「真理」で関わる家庭を 家族で築く意識を持つ――
 その思いが 家族一人一人の「心」に愛を育て
    社会に羽ばたく自信(ちから)を引き出す

「教え」を学び
  家族とのあるべき心を知ることで
    人間は「実体」を高めてゆける
 実体を修正し
    互いの関わりを深める家庭に
  人間は
    「運命」に重なる人生が始まる
――「教え」を学び
    「真理」で関わる家庭を
      家族で築く意識を持つ――
 その思いが
  家族一人一人の「心」に愛を育て
   社会に羽ばたく自信(ちから)を
              引き出す

『友輝27』72ページ(中略あり)