No. 638

進学か浪人か…迷いを機に
「縁の大切さ」に気付いて
(大阪府KU/20代男性/大学院生)

私の人生の転機は5年前、大学入試で第一志望に落ちたことです。滑り止めには合格したものの、「こんな大学、誰が行くか。浪人や浪人!」という気持ちでした。

体裁にこだわっていた自分

「あなたはよく勉強したよ」という親の言葉、教会職員の「どの大学に行くかよりも、行った先でどう過ごすかが大事」というアドバイス。この時初めて、偏差値やネームバリューだけにこだわって、浪人しようとしていた自分に気付いたのです。親ともよく話し合い、縁あって受かった大学に進学しようと、気持ちが固まりました。

恥ずかしい話、神の教えは全く学んでいませんでしたが、ここから毎月、友輝会で学ぶようになりました。素直、正直な心で生きる。人の話は最後まで聞く。相手の長所を探す。神は、「縁を大切にする生き方」を教えてくださっていました。同時に、自分は、真逆の生き方をしてきたことにも気付かされたのです。大学選びに限らず、人に対しても、意に沿わないと、すぐ縁を切っていました。そうしている間に友達はいなくなり、気が付けば独りぼっちでした。

次々に見えてきた相手の良さ

心機一転、「縁を大切にする」と決めました。ところが、いざ入学すると、個性的な仲間もいました。ある時、大して親しくもない人に、テストの出来栄えを自慢された揚げ句、私の回答を見て、「その内容やばいな」と言われました。以前の私なら、ムカついて二度と関わらなかったと思います。でも、この時は、もう一歩彼に歩み寄ってみました。

というのも、その友人は、仲間から避けられて、一人でいることも多かったからです。一人の寂しさは分かるので、「すごいね。今度教えてくれる?」と素直に褒めて、頼んでみたら、とても丁寧に教えてくれました。自分から彼に歩み寄れたことも、その結果、頼りがいのある人と分かったことも、うれしかったです。

私は、飲み会や遊びのときに、気が合わない人がいると、絶対行かないタイプでした。それでも、参加してみると、苦手な人が手際よく動いてくれていたりと、意外な良さが見つかるのです。今では、家に遊びに行くくらい仲良くなった人もいます。

神に導かれて歩む楽しい人生

親には、「あんた変わったね。楽しそうで何より」と言われます。実際、今の大学を気に入り、教授の勧めもあって、今年から大学院に進みました。実はこの教授も、嫌だなと思うところがありました。今では、そこは気にならず、私の考えをしっかり聞いてくださる先生…と感じています。

孤独だった高校時代とは、全てが一変しました。個性的な仲間も、教授も、みんな神に導かれて出会えた人たち…と感じます。神との出会いに、心から感謝です。

神示で確認 「喜び」の仕組み

人生は 出会いを重ね 良くも 悪くも 流れを生み出し 成長してゆく
 人生の姿を知って 今なすべきことは ――良き出会いを求めて「生きる」――
家族 縁者 友人 知人へと 声掛け 触れ合うごとに「教え」を実行
 自然と出会いが深まり 互いの思いが重なってゆく
良き出会いを手にし 深めて 人間は 社会に役立つ人(存在)となってゆける

『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』17ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

人生は 出会いを重ね
  良くも 悪くも 流れを生み出し
    成長してゆく
 人生の姿を知って 今なすべきことは
  ――良き出会いを求めて
    「生きる」――
家族 縁者 友人 知人へと
  声掛け 触れ合うごとに
    「教え」を実行
 自然と出会いが深まり
  互いの思いが重なってゆく
良き出会いを手にし 深めて 人間は
  社会に役立つ人(存在)と
    なってゆける

『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』17ページ(中略あり)