幼い頃はおてんばで、男の子を泣かせていた私。3人姉弟の中で、私だけが父に叱られたことを思い出します。そんな私が大人になると…。人から裏切られることが多くなりました。決して争いは好まないのに、ぶつかり、善かれと思ってやったことで反感を買ったり…。正義感が強過ぎて、どうしてもそうなってしまうのです。
神との出会いで心が変わり
「どうしてもそうなる」その苦しさから解放されるきっかけが、教会の十教訓でした。「人を裏切るな 自己の失望したときを思い出せよ」。突っ走るタイプの私は、何でもパパッと進めてしまいます。自分はそれでよくても、相手の気持ちは…?と思いを巡らせたのです。
神の教えで初めて気付いた、“裏切りを招く”自分の生き方。「私はこういうところがあって、相手に嫌な思いをさせるかもしれないので、出ないようにしたいです」と祈願。これを繰り返すうちに、いつの間にか、人との関わりでつらさを味わわなくなっていたのです。
なぜか夫には素直になれず
ただ、家では夫に甘えが出てしまいます。ひと言いちゃもんをつけてみたり…。「他人にはできても、肝心の夫にはできない」これも直したくて、祈願する日々でした。
そうして見えてきた夫の良さ。話し方が穏やかで、決して相手を否定しません。夫が周りから信頼されるのは、そういうところからだと、40年近く共に暮らしていたのに、今ようやく気付きました。尊敬の思いがぐっと深まると、仕事のことなどをよく話してくれるようになりました。私も毎日の出来事を夫に話し、心地よさを感じています。
孤独や寂しさとは無縁の人生
私たち夫婦には、子供がいません。私の母は空襲で3000℃の焼夷(しょうい)弾を受け、「あなたの子供が子を授かることは難しい」と言われたそうです。その言葉のとおりになりましたが、孤独や寂しさとは無縁の人生を歩んでいます。
子供好きな私は、児童の通学に付き添う仕事をしています。そんな中で出会った大勢の子供たち。卒業した子まで、今でも家に遊びに来てくれ、私が足を痛めた時は「おばちゃん、買い物に行くけど欲しい物ある?」と。中学生の子は、「おばちゃんは子供がいないから、何をしてあげられるかなって思ってるんだ。何か心配なことある?」と、涙が出るほどうれしい言葉を掛けてくれました。「何て優しいの。『元気にしてる?』って顔を見にきてね」「もちろん!」こんなやりとりが仕合せです。
友人からは、「すごく変わった」「人の話をよく聞くようになったね」と言われます。自分でもそうだなと思うほど、穏やかな性格になれました。この神に出会えたことは、一生の宝です。
――「教え」を学び 我が心(人生)を正す――
「教え」を通し 「心の姿」を見詰めて生きる
そこに 人の心は安定し 迷う思いは消えてゆく
今なすべきことは 縁ある人のために 我が「心(運命)」を生かす
出会いは深まり 生きがい多い人生となるゆえに
――「教え」を学び
我が心(人生)を正す――
「教え」を通し
「心の姿」を見詰めて生きる
そこに 人の心は安定し
迷う思いは消えてゆく
今なすべきことは
縁ある人のために
我が「心(運命)」を生かす
出会いは深まり
生きがい多い人生となるゆえに
『真実の光・神示 平成30年版』36ページ