No. 1162

家族の関係が次々好転
意識したのは本音の会話
(静岡県TE/50代女性/パート)

娘が高校生になった頃から、何となく思いがかみ合わなくなったと感じていました。親目線で「しない方がいい」と言っても、自分のやりたいことをやる。就職も、家を出て遠くの町で…。自分の考えを持っているのは立派。しかし、親として、心配や寂しさが募る一方でした。 

本音を言えない自分を変えたい

教務相談で気付いたポイントは、「本音の会話」。これまで私は、娘の話をどれくらい聞いていただろう。親としての思いを、ちゃんと伝えられていただろうか…。できていない自分を見つけた時、乗り越えたいと決意したのです。 

「本音が言えない自分が苦しい。本音が言える自分になりたい…」神にこう訴えながら、娘に向き合っていきました。話を最後まで聞く。それだけでなく、「何でそうしたの?」「どうして、そう思うの?」と、思い切って尋ねてみる。すると娘も、ちゃんと話してくれるのです。もちろん、自分の思いも伝えています。「この方がいいと思う」だけでなく、その理由も丁寧に。最初は、緊張して目も見られませんでした。それが今は、お互い、自然に気持ちを伝え合えるようになりました。 

根っこの思いに向き合ったら… 

同時に変わったのが、夫への思いです。優しい夫にはもともと何でも話していたものの、心の根っこには、「話はするけど、やるのは私」という考えがありました。「子供のことも、実家のことも、私がやらなきゃ」その思い込みが、夫婦の本当の重なりを妨げていたのだと思います。夫が、いくら「大丈夫だよ」と言ってくれても、どこかそう思えませんでした。「その感覚が違っていた」「もっと夫に頼ればいいんだ」そう気付いたら、夫の言葉に心から安心できたのです。 

さらにもう一つ。父との関係が変わってきたことが、うれしいです。気持ちが顔に出やすい父に対して、私はずっと萎縮しているところがあったのです。実家の手伝いに行っても、「お父さんにも挨拶ぐらいしないとな」という感じでした。 

そんな関わりを変えたくて、まず意識したのは父を立てること。脳梗塞の後遺症を抱える母のケアマネジャーとは、いつも私が話していました。しかし、一番近くで支えている父に、「こうしようと思うけど、いい?」などと、必ず声を掛けるようにしたのです。向き合う気持ちが変わっただけで、父の一生懸命が見えてきて、「大変だよね…」と掛ける言葉も変わりました。お互いの思いが分かるようになってからは、びくびくすることもなくなり、2人の間の確かな変化を感じます。 

神は、我が家を丸ごと救おうと

心の内を伝えることが苦手な私たち一家。でも、お互いの理解を深め、絆が強くなれば、もっと仕合せになれる。家族を丸ごと救おうとしてくださる神のおかげで、我が家は次々と好転しました。主人や子供たちの、家族を思う気持ちがありがたく、とても仕合せです。これからも、ますます何でも語り、尊重し合える温かい家庭を築いていこうと、心に強く誓っています。

「真理」を学び 教えを我が家に生かすなら
    自然と家族の思いが重なり合って 「心(魂)」安らぐ家と生(な)る
我が身(人生)の分 立場をよく悟り 家族に我が「思い」を語るべし
 この思い(信念)が深まるほどに
    家族の心(愛)が見えてきて 「生きがい」手にする人(人生)と成る

「真理」を学び
    教えを我が家に生かすなら
 自然と家族の思いが重なり合って
  「心(魂)」安らぐ家と生(な)る
我が身(人生)の分 立場をよく悟り
    家族に我が「思い」を語るべし
 この思い(信念)が深まるほどに
    家族の心(愛)が見えてきて
  「生きがい」手にする
          人(人生)と成る

『真実の光・神示 平成25年版』11ページ(中略あり)