No. 1120

人におびえてきた人生
「自信のなさ」を払拭!
(千葉県KM/60代女性/主婦)

「あなたがいてくれて良かった」きょうも母が言ってくれました。昔を思うと、考えられない言葉です。 

家族仲良く過ごした思い出はありません。教師だった両親は、朝からケンカで、ちゃぶ台返しに近い状態。イライラの矛先は私に向き、意味もなくはたかれ、ストレスから胃炎を繰り返しました。唯一仲が良かった姉は、大人になると出歩くことが増え、私は独りぼっち。家族は大嫌いな存在だったのです。 

募っていく母への恨み 

家でビクビクしていた私は、外に出てもおびえていました。そんな時に出会った夫は、自分を曲げない、強い人で、私とは正反対。そこに引かれて結婚しました。 

相変わらず実家に行けば両親に怒られ、不快な感情しか残りません。そんな中で父が急逝。母の面倒は誰が見る? 「私」となり、葛藤に心が疲れました。親を見捨てるわけにはいかない。だからと言って、優しい言葉を掛けられるわけでもない。最終的に、施設に入所することになりましたが、私をののしる母に、恨みの感情が募りました。 

「母なりの」思いに気付く 

この苦しみから逃れたい! どうして私だけがこんな思いを? 真剣に神の教えを学ぶようになりました。そして、今年に入って、大きな気付きがあったのです! 

「何で母はお金にこだわるの?」「思いを通そうとするの?」と、常に付きまとう「何で?」の心。母には母なりの、譲れないもの、守りたいものがあるんだなと感じたのです。母がお金にこだわるのは、昔、親に渡して喜ばれたから。話すうちにそんな背景も分かって、「何で? 何で?」とキューッとする心から解放されたのです。 

さらに、私の中での決定的な気付き。「自分との調和」ができていなかったのです。我慢して調和を保とうと努力。そうではなくて、「自分の気持ちも、穏やかに伝えていく」その先に、本当の調和があると知りました。私は、自分の気持ちを伝えることに、「おびえ」があったのです。相手の気分を害して怒られたら嫌だな…と。 

気楽に生きられることが奇跡 

母だけでなく、夫に対してもそうでした。意見が違うと、折れるのは私。「私は教会の係だから、夫に弱音を吐いちゃ駄目」という変なプライドもあって我慢、我慢。「係だから」は捨てて、妻としての本音。「寂しい」「手伝って」「私はこう思う」が言えるようになってきました。 

そんな心で暮らす毎日は本当に気楽です。先日、施設に行くと、母が「あなたがいないと何もできないから」と言いました。そんなことはなく、母一人でできることもたくさんあるのに、「あなたのような気配り、私にはできない」と褒めてくれたのです。一生聞けないと思っていた、母からの褒め言葉。本当にうれしかったです。 

人との関わりにビクビクしていた私が、民生委員まで務めています。ずっと自分の中にあった自信のなさが、今、きれいに消えました。

「教え」を学び 「真理」に生きる思いを強く持つ
 この心が深まり 身に付くほどに 人の心は 明るく 強くなれる
 人の言葉 態度に 心振り回されることなく 奉仕に生きる思いが持てる
家族で「教え」を学び 「真理」で互いに声掛け 関わること(存在)を実践されよ
 自然と 気持ちにゆとりが芽生え 家族との会話が増えて 深まる
 ますます気持ちは安定し 周りの人の気持ちがつかめる
 この時 信者の心は 奉仕に「生きる」人(存在)と成っている

「教え」を学び
   「真理」に生きる思いを強く持つ
 この心が深まり 身に付くほどに
    人の心は 明るく 強くなれる
 人の言葉 態度に
    心振り回されることなく
      奉仕に生きる思いが持てる
家族で「教え」を学び
  「真理」で互いに声掛け
   関わること(存在)を実践されよ
 自然と 気持ちにゆとりが芽生え
    家族との会話が増えて 深まる
 ますます気持ちは安定し
     周りの人の気持ちがつかめる
 この時 信者の心は
  奉仕に「生きる」人(存在)と
             成っている

『真実の光・神示 令和4年版』163ページ(中略あり)