No. 1101

自分も家族も守られる!
「無意識の心」に着目して
(東京都NT/60代女性/主婦)

ある日、珍しいミスをしました。スマホの誤操作で、家族との会話を録音してしまっていたのです。再生してみると、そういえばしたした、そんな会話。でも、私の口調だけ怒っているように聞こえるのです。えっ…これが私?

神が、「あなたの修正点はここ」と教えてくださったように感じました。「和のある家庭」と神の教えで学んでいるのに、私が自ら和を崩している…、無意識の姿が見えて、ドキッとしたのです。

心の動きを守っていただくには

動いた心の動きは、元に戻せない…。ある日の「菜の花通信(メルマガ)」に、そのような内容が書いてあり、衝撃を受けました。やりたかったきょうの家事ができなくて悔やむ。それよりも、家事ができずにイライラして、家族を傷つける方が、よっぽど悔やまれる。人を傷つける方向へと、無意識に心が動かないように…。神の力を頼りました。祈願です。

しばらくして、夫が「努力してるのが分かる」と褒めてくれました。言われてみれば、最近は「それ、いいね」「やっておこうか」という肯定的なやりとりが増えていました。自然と夫婦で補い合う感覚が、持ててきたのだと思います。

生か死か…迫られた究極の選択

心の動きの変化を感じ始めた頃、大きな出来事がありました。施設で暮らす91歳の母が、嘔吐(おうと)を繰り返し、病院へ。慌てて駆け付けた私に、医師は言いました。「小腸閉塞です。高齢なので、手術をすれば、かなりの確率で植物人間になります。手術をして寝たきりになるか、痛みを取ってこのまま見送るか。今すぐ決めてください」。

私は固まっていました。そして、妹や家族、そして母の思いを考えました。その時です。看護師さんの、「手術した全員が植物状態になるわけではない。そうなったときに、延命は望まない…という選択肢もあると思います」とのアドバイスに、私の心は、手術する方向に動いたのです。

大切なのは日頃の心掛け

そうして即、緊急手術。手術室から出てきた母は、「外してちょうだい」と、固定された両腕を見ながら言いました。何と、普通に話せたのです! 術後のリスクとして、食欲がなくなると自然に見送るしかない…とも聞いていましたが、母は元気に食べ、普通にトイレにも行き、あっという間に退院がかないました。

何から何まで人知ではなし得ない、救いの連続。その思いは、時間がたつほど深まっています。母が運ばれた病院は、腸閉塞では日本一の専門病院だったこと。深夜にもかかわらず、偶然、外科の先生が居合わせていたことも、不思議としか言いようがありません。

思えば、母は長年、人の心を大切に生きてきた人でした。施設に入所してからも、周りへの配慮や、「ありがとう」を欠かさないと聞いています。そうした心の動きを、神は絶対に見ていてくださる…。だから私も、無意識に冷たく動く心に気を付けて、愛の心がたくさん出てくる自分になりたい。そんな思いで歩み始めています。

信者は 「教え」に生きて 「実体」を高める努力を重ねる
日々心穏やかに 出会いを楽しみ 「運命」を世(社会)に奉仕する人を目指す
 そこに 「開運」・悔いなき人生を 歩み抜けると悟るべし

信者は 「教え」に生きて
    「実体」を高める努力を重ねる
日々心穏やかに 出会いを楽しみ
 「運命」を
   世(社会)に奉仕する人を目指す
 そこに
  「開運」・悔いなき人生を
        歩み抜けると悟るべし

『真実の光・神示 令和4年版』150ページ(中略あり)