私は、作業療法士の国家試験に合格したものの、持病の腰痛が悪化して就職に踏み切れずにいました。
自分に足りなかったことは
これからどうすればよいか考えるほど、不安や迷いが大きくなり、神の館へ。職員と話をするうちに、「迷いがあっても一人で抱え込まず、若い時は、両親や支えてくれる人に素直に思いを語るのが大切」とつかめました。まさに自分に欠けていたところでした。
家族のおかげで前進する力が
早速、家族に相談すると、気持ちを受け止めてくれ、焦らずに就職活動をしていくことになったのです。充電期間中は、アルバイトをして社会と関わり、車の運転免許を取得するなど、自分なりにできることに取り組みました。家族との会話も、それまで以上に深まりました。
そして、青年対象の友輝会で教えを学んでいくうちに、「尻込みせず、作業療法士という目標に向かって進んでいこう!」と心が固まったのです。いつも見守ってくれていた家族のおかげで、遠回りに見えた日々も、自分にとっては必要な時間だったと思えました。
作業療法士の道を真っすぐに
その後、腰痛も回復に向かい、念願だった作業療法士として病院に就職できました。現在5~7人の患者さんを担当し、一人一人に寄り添えるよう、温かい触れ合いに努めています。
分からないことがあったときは、正直に先輩に尋ね、教わった内容は全て吸収できるように復習する毎日です。時に「これは知らないといけないよ」と指摘されても、「勉強不足だった。また頑張ろう」と素直に受け止められるのです。
最近は、後輩も入ってきて、教えることも増えてきました。自分の力をもっと磨いて生かせるよう、何事にも感謝を忘れずに、毎日を歩んでいきたいです。
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