No. 261

遠回りが“必要な時間”
作業療法士への夢かなえて
(岩手県MK/20代男性/作業療法士)

私は、作業療法士の国家試験に合格したものの、持病の腰痛が悪化して就職に踏み切れずにいました。

自分に足りなかったことは

これからどうすればよいか考えるほど、不安や迷いが大きくなり、神の館へ。職員と話をするうちに、迷いがあっても一人で抱え込まず、若い時は、両親や支えてくれる人に素直に思いを語るのが大切とつかめました。まさに自分に欠けていたところでした。

家族のおかげで前進する力が

早速、家族に相談すると、気持ちを受け止めてくれ、焦らずに就職活動をしていくことになったのです。充電期間中は、アルバイトをして社会と関わり、車の運転免許を取得するなど、自分なりにできることに取り組みました。家族との会話も、それまで以上に深まりました。

そして、青年対象の友輝会で教えを学んでいくうちに、「尻込みせず、作業療法士という目標に向かって進んでいこう!」と心が固まったのです。いつも見守ってくれていた家族のおかげで、遠回りに見えた日々も、自分にとっては必要な時間だったと思えました。

作業療法士の道を真っすぐに

その後、腰痛も回復に向かい、念願だった作業療法士として病院に就職できました。現在5~7人の患者さんを担当し、一人一人に寄り添えるよう、温かい触れ合いに努めています。

分からないことがあったときは、正直に先輩に尋ね、教わった内容は全て吸収できるように復習する毎日です。時に「これは知らないといけないよ」と指摘されても、「勉強不足だった。また頑張ろう」と素直に受け止められるのです。

最近は、後輩も入ってきて、教えることも増えてきました。自分の力をもっと磨いて生かせるよう、何事にも感謝を忘れずに、毎日を歩んでいきたいです。

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