(静岡県HK/60代女性/会社員)
「どんな出会いも必ず糧になるから大丈夫。切り替えていこう!」。持ち前の明るさで、何度も困難な局面を打破してきた私。子供たちにも、同じように伝えてきました。だから、悩みを抱えた次女の叫びは驚きでした。「何が大丈夫なの!? お母さんみたいな人ばかりじゃないんだよ!」。それが、娘の本音だったのです。
少しも見えていなかった娘の心
友人たちが次々結婚する中、次女は、「まだ?」と聞かれるたびに、ひどく落ち込んでいきました。元気づけるつもりで言った、「大丈夫、大丈夫。人は人」のひと言が、余計に娘を傷つけてしまっていたのです。「あなたにも花咲く時期が来るよ」。懸命に励ますものの、「時期っていつ? お母さんに話しても、何も解決しない!」と、心を閉ざすばかりでした。
苦しい気持ちを胸に、夢中で神示を学ぶ中、自分の心が丸裸になっていきました。スパッと切り替えたようで、心の底では、周りを責めたり、否定したり。「もういい!」と、向き合うことから逃げていただけ…。娘への「大丈夫」も一方的なものに過ぎず、短気で大ざっぱな私には、繊細な娘の心が少しも見えていなかったのです。
ありったけの愛情表現を今こそ
がくぜんとしながらも、「今こそ、自分の生き方を変えなければ…」「娘の思いを受け止められるのは、親である私しかいない」。湧き上がる思いに、逃げ出そうとする気持ちは1ミリもありませんでした。
考えてみると、思っていても、口にしてこなかった娘への愛。恥ずかしくても、言葉にしようと決めました。「あなたが大事」「仕合せを願ってる」。加えて、「大丈夫!」でなく、「どうした? 聞くよ」と、寄り添う心を意識。時にハグをし、頭をなでて、「そばにいるから」と、ありったけの愛情表現をしていきました。ふさぎ込んでいるときは、好物を作り、映画に誘い、母娘で神の館にも足を運びました。
2人で取り組んだ実体修正
生き方を直すのは大変です。それでも『友輪』を読んでいると、「自分の考えが、また先に立ってしまった」「もっと寄り添えるように」と、気付くことがたくさんあります。娘は娘で、「人と比べない自分に」などと努力。気付いたら、以前は何日も落ち込んでいた次女が、数分で立ち直れるように。穏やかな会話が増えていったのです。
親子で確かな心の前進を
毎朝、「お弁当ありがとう。行ってきます」「心笑顔でね!」「お母さんもね!」と、明るくやりとり。「私、マザコンなんだ。大好きって知ってた?」と言われた時は、うれしくてたまりませんでした。家族だから…ではなく、“正しく関わる”から、しっかり向き合い、分かり合える。それが身に染みます。これまでなら遠慮して言えなかったことも、最近は信頼感で伝えています。「お母さんに似て正義感が強いから、言葉を選んでね」と。娘が、私の欠けているところをさらっと教えてくれることも。「いけない。気を付けるね」。心地よい会話が、ますます我が家の前進につながっています。
仕合せの仕組みを学び、親子の絆が深められる喜び。娘たちが高校生の時に亡くなった夫も、安心しているに違いありません。これからもたっぷりの愛を伝え、子供の心がもっと安らぐ家庭にしていきたい。そう心に誓っています。
――仕合せの基は 和のある家庭――
家族で「教え」を学ぶほど
家族の心は安定し
互いに声掛け 愛情(あい)が育つ
家族の心をつなぐ愛情(あい)が
家族の実体を高め
「心の道」を太くしてゆく
家庭環境が高くなるほど
人間の魂は安定し
「運命」に導かれた人生が歩める
(令和6年7月23日〈中略あり〉)

