No. 1888

透析治療への迷いが流れ
多くの支えに感謝の日々

(岩手県SF/60代男性/無職) 

長年、船長の仕事にやりがいを感じてきた私。腎臓の持病が悪化しても、自覚症状がないから…と、仕事を続行。ところが、62歳の時、歩行もままならなくなってしまったのです。 

不安と葛藤に苦しんで

そろそろ潮時か…。仕事ができなくなるだけでもつらい上に、透析や腎臓移植などと、将来に何一つ希望が持てません。この先どんな生活になるのか。不安と葛藤に耐えられなくなって、ようやく妻に仕事を辞めることを打ち明けました。すると、「今まで頑張ったんだから」と受け止めてくれ、「透析、耐えれっかな」「寝たきりになるんかな」という不安には、「大丈夫。私たちが付いているから」。ありがたく感じつつも、治療に踏み切る決心は、なかなかつきませんでした。 

治療への覚悟ができた訳

絶望のどん底にいた私が、家族で偉光会館に行った時のこと。神殿で祈願すると、思い詰めていた心が流れ、神の教えを学んで希望が湧きました。「家族で一丸となれば、絶対乗り越えられる」と。何より、俺がどうなろうと“生きててほしい”という妻と娘の言葉が、治療に臨む勇気をくれたのです。 

穏やかな心で治療が始まると

腎臓病の私には、食事制限があります。妻は工夫しながら薄味の料理を作り、家族も同じ物を食べてくれるのです。食べたい物もあるだろうに、私に寄り添ってくれる、その心遣いが染みました。楽しい会話が飛び交う中で、おいしく食べられることが、本当にありがたいです。 

いざ治療が始まると、不思議です。あれほど嫌だったのに前向きになり、気持ちも穏やかなのです。しかも、透析するたびに元気に。治療に弱気になり、拒む人もいましたが、私は体をメンテナンスしてもらえてありがたいと、楽しく通えました。 

家族の気持ちに心を向けて

これまでの自分を見詰めれば、妻に対して、素直に「はい」と返したことがなく、「おめえの言いたいことは分かるから、もう話すな!」と感情を荒らげては、ぶつかる繰り返し。自分の価値観を押し付け、相手目線になれないところが、修正すべき点だと思いました。家族の気持ちを理解しよう、思いやりのある言葉を掛けよう。そう意識していると、妻が疲れていそうなら、「お茶でも飲むか?」。そんなささいな実践から、互いに優しい心遣いが増えて、温かい空気が流れる家になりました。 

病気になって気付けたこと

透析治療を始めて4年。今は、生活に何の支障もなく暮らせます。ある時、看護師さんから言われました。「あなたは健康な人と変わらなくて、いつも驚かされます」と。このようになれたのは、多くの支えがあればこそです。思えば船長時代も、乗務員の支えがあったから務められたのであり、“自分がした”のではなく、“させていただいていた”のです。闘病中であっても、医療関係者の方々の支えがあって、“治療を受けさせていただける”。取り巻く全てに感謝でき、病気を苦に感じません。 

家族一丸が生きる力に!

妻の仕事が終わるタイミングで迎えに行き、家で一緒にお菓子を食べて、一緒にテレビを楽しむのが、“至福のひととき”です。家族から「今までで一番穏やかな顔をしている」と言われます。絶望のどん底にいた私が、近頃は「人の輪に入って役立つことをしたい」。そんな夢まで芽生えているのです。「自分は神に守られ、家族に支えられて、仕合せだなあ」と心から思います。家族が一丸となれば、生きる力が湧いて、何事も乗り越えられる! それを自信を持って伝えていきたいです。 

「教え」を心(人生)の支えに
          日々生きてごらん
 心安定し
  現実 現状を冷静に受け止める
       心のゆとりが持ててくる
 精神世界の真実 真理に
     気付き 悟りを深めし人は
  神とのつながりを確信し
   体調変化を受け止めて生活できる
 心(精神)明るく 強くなれたとき
     人間は体調変化と調和できる
 真の健康を手にした人の心が
             ここにある

(平成29年1月7日)