(埼玉県MY/70代女性/主婦)
年齢を重ね、将来が不安になる中、夫婦で信者となったのが3年前。拝めば何とかなるのではなく、神の教えを学んで自分の心を正す。そこに、人生が好転していくと聞いて納得。“病気、事故・災難を招かない生き方”があると知り、希望が膨らみました。ただし、それには、家族仲良く、穏やかな心で暮らすこと。なのに、夫の行動が気に障ります。トイレのふたを上げっ放し。靴をそろえない。使ったタオルはそのまま。「気付いていないのだから、これは言っておかなきゃ」が私の性分。一方の夫は、「気付いた人がやればいい」。そう言われるたび、「いちいちフォローできないわ!」とかみつき、夫とバチバチ。「私は間違っていないのに…。何でこうも違うの…」と葛藤の日々でした。
学んで見えた修正点を意識して
ある時、「妥協する」「争いを避ける」ための心得を学びました。そこでふと、たわいないことに目くじらを立てている自分が滑稽に思えたのです。「私は悪くない」と思ってきたけれど、お互いに妥協できれば、気持ちはすっきり。争いも避けられます。こうやって教えを取り入れればいいんだ…と思え、心にゆとりが生まれました。
それからは、同じことを伝えるにも、柔らかい言い方を意識。頼み事をするときは、「やってくれると助かる」など、指図にならないように気を付けました。すると、「はは、気を付けるよ」「やっておくね」と明るく受け止めてくれ、自然と笑顔が増えたのです。トゲトゲすれば、相手からもトゲが返ってくる現実。トゲを引き出す関わりをしていたのは、自分でした。
過去を素直にわびる心に
夫婦の会話を楽しめるようになったある日、夫がポツリと言いました。「道で会っても、孫だとは分からない。会いたいね」と。実は、長男家族とは10年も疎遠…。夫の気持ちを伝えたいと思い立ち、勇気を出して連絡しました。すると、「お母さんが悪いんだよ」と返事が。衝撃でした。
以前なら、「私は悪くない」と突っぱねた場面です。それが、素直に反省し、修復したい気持ちになれたのは、教えを知ったおかげです。ささいなことでへそを曲げ、連絡を取らなくなった過去の自分。立場も考えずに意見を押し付け、きつい態度も取ったはず…と、いまさらながらわびました。
息子家族と奇跡のような時間を
後日、息子が写真を送ってくれました。早速かけた電話。その際、夫が、「昔のことを根に持ったら駄目だぞ」と私をフォローしてくれたのです。初めてのことに、温かい気持ちになりました。お嫁さんも快く受け入れてくれ、どれだけほっとしたことか…。10年ぶりの再会もかない、学校や普段の生活のことなど、次々に話が弾んだのです。全くブランクを感じない、和やかな時間でした。しかも、数日後の私の誕生日には、孫たちから手紙が。「ばば、いつまでも元気でいてね」「この間は楽しかったよ。また遊びに来てね」。神の教えを知らなければ、この仕合せは味わえなかったに違いありません。
憧れられる生き方を子孫へ
少し前には想像もできなかった、笑顔の毎日。自分の生き方を見詰め直した先に、こんな未来が待っているとは思いませんでした。実体を修正していけば大丈夫…と安心感が広がり、将来への不安は消えています。夫婦、親子の縁も深まって、長い間、私に寄り添ってくれていた夫への感謝が強まりました。この仕合せを子、孫につないでいけるように、家族ともっと心を重ねていきます。そして、子や孫に、憧れてもらえる生き方を目指します。
家族で「教え」を学ぶことで
人間の魂(こころ)は安定し
「真理」で関わり 支え合う
愛情(おもい)を強くする
和のある家庭は
病気 事故・災難を呼び込まず
家族の心は
愛と信頼と期待で結ばれてゆく

