(静岡県SM/70代女性/主婦)
ことしの春、長年勤めた介護職を退職しました。家にいるのだから、これからは夫の畑仕事を手伝おう、草取りもしようなどと考えていた私。ところが、夫に「一緒にやるよ!」と伝えても、なかなか声が掛かりません。何でだろう? 聞いてみると、「腰をかがめるし、疲れるから、悪いかなと思って…」という返事が。え? そんなふうに考えてたの? このやりとりが、自分を振り返るきっかけとなりました。
伝えて満足せず、思いを感じる
家族が思いを語り合えば、家庭は心安らぐ場所となっていく。家族の会話の大切さは何度も学び、実践してきたつもりです。けれど、まだまだ夫には、“気持ち”が届いていませんでした。そう気付いて以来、「どうやってやるの?」「私、この日は無理なんだ」などと、自分から声を掛けるように。返事を待っていると、夫も「こんな計画でしようと思う」と話してくれます。伝えたことで満足せず、相手の気持ちを感じる努力をすること。また一つ、会話の感覚がつかめてきました。
夫婦の会話を見詰め直す中では、「心配なんだな」「もしかして不安なのかも」と感じる場面も。行動力があり、何でもすぐに対応してくれる夫は、私にとって頼りがいのある「強い人」です。でも、そうした思い込みが、甘えになっていたのかもしれません。私は、随分夫に守られてきたな。そんな感謝とともに、「大丈夫?」と尋ねたり、励ましたりすることも増えたのです。
深まった「人と向き合う心」
先日、夫婦でちょっとした擦れ違いがありました。怒る夫を前に、以前だったら黙り込み、しばらくその話題は避けて終わり…だったと思います。でも、この時は「夫と気持ちを重ねたい」という思いが込み上げて、すぐに祈願。「ちゃんと話すから、聞いて?」と伝えると、夫は黙って話を聞いてくれました。「分かった」の言葉が、何とも温かかったです。もともと私には、人と分かり合おうとする前に、「まあいいや」と諦めてしまうところがありました。そうした孤独な生き方が、今、少しずつ、変わってきていると感じます。
神が教えてくださる「家庭」を
夫と一緒になって、もうすぐ50年。いろいろなことのあったこの間、何度も読み返してきた神示があります。
――悔いなき人生
手にする者(人々)は
「家庭」の真理に生きている――
(平成23年3月30日)
神が教えてくださる「家庭の築き方」を学び、夫と心を重ねていけば、何があっても必ず乗り越えられる。神示に触れるたびに、その確信が深まりました。夫婦の絆も強くなり、この頃は、毎日をほっこりとした気持ちで過ごせます。多少の波風はあっても、共に年輪を重ねられることが、本当にありがたいと思うのです。もっと夫を支えられる妻に。それが、今の目標です。
なぜ 神は
「和のある家庭」を
家族で築く努力(こころ)を
説くのか
悟れた信者は
自ら「教え」に気付きを得て
実体を高める関わりができる
そこに自然と
家族の心は 一つに重なり始め
真の仕合せを手にできる
夫婦の運命が重なることで
家庭に調和が生まれる
(令和6年10月23日)

