(長崎県TM/80代女性/主婦)
40代で関節リウマチが分かった私は、55歳の時に、両膝に人工関節を入れました。医師に、「20年持てば…」と言われながらの手術でした。けれど、25年以上たった今も関節は維持できていて、ちゃんと動いてくれるのです。歩くのはゆっくりですが、夫と過ごせる毎日に、ご守護を感じずにはいられません。
一つに重なる感覚が原動力に
あらためてそう思ったきっかけは、1年ほど前の入院生活です。転倒からの大腿部(だいたいぶ)骨折でした。数カ月にわたる入院中、夫は15分の面会のために、毎日病院まで来てくれました。それに、どれほど励まされたか…。私も病室の窓から、夫が見えなくなるまで見送りました。そして、娘はそんな私たち二人を支えてくれたのです。離れていても、家族の心が一つに重なっている。その心強さがあったから、大変なリハビリも頑張れました。回復確認のテストでは、一度に2段階も上がったそうです。「治りが人より早か!」。理学療法士の先生の驚く声が、何ともうれしかったです。
時折顔を出す性格も神の教えで
しかし、もともとは自我の強い私です。少し前には、「もっとこうしてくれたらいいのに…」と、夫の言動一つ一つが気になってしまったことがありました。そうなると、お茶碗(ちゃわん)を洗ってくれる音すら嫌に。波立つ気持ちを祈願する中で、ふと、教会カレンダーの神示が目に留まりました。
人間(ひと)の存在は
互いの個性を尊(たっと)ぶことで
信頼を深め 磨かれる
(令和5年1月14日)
そうだ、私にはこの心が欠けとった! 夫を「思いどおりにしよう」としていた自分に気が付いて、その感覚が違っていたと思いました。夫には、夫のやり方がある。気持ちがすっと流れると、同じ音でも心地よく響くから不思議です。退院以来、「無理しないで、自分がやるから」と言ってくれることにも、重ねて感謝が湧きました。「ありがとう」。本心から伝えられると、ふわーっと気持ちが温かくなります。神示に触れて、毎日祈願する積み重ねに、ここまで心が丸くなれました。もしこれが、夫婦で教えを学んでいなかったら…? お互いに自分の意見を押し通し、けんかばかりだったはず。考えただけでゾッとするお話です。
私なりの「ご恩返し」を
実は、私が骨折した当初、夫をはじめ皆さんが、「車椅子になるのでは…」と心配したそうです。それがこの頃は、外出先に杖(つえ)を忘れてくるぐらい回復できました。支えてくれる家族と、多くの方々のおかげ。そして、心を守ってくださる神のおかげです。もっと元気になったら、ここまで支えてくださった方々に、私なりにご恩返しがしたい。ワクワクしながら、毎日を過ごしています。
「教え」を学び
人生の真理に気付きを深め
神示「真理」に生きるべし
朝夕 祈願で
気付きの心が
「人生」の支えになるよう
神魂(かみ)に願う
自然と 心の動きは安定し
物事にこだわる心が消えてゆく
ますます思いは精神世界に向かい
奉仕に「生きる」気持ちが強くなる
この時 人間(ひと)は必ず
心身の健康を体験する

