(宮城県YN/70代女性/主婦)
気道が狭くなる気道狭窄(きょうさく)になって、4年が過ぎました。今、私は、入浴と就寝時以外は、喉の気管にスピーチカニューレを着けて生活しています。このカニューレのおかげで、気管切開をした私も声を出せ、皆さんと会話ができるのです。
不安や焦る気持ちを抱えて…
振り返ると、5、6年前から、声がかすれることはありました。けれど当時は、病床に伏した弟が、とにかく気掛かりだったのです。だんだんと食事がのみ込めなくなった私。体力も落ち、ようやく診察を受けた時には、辛うじて会話をしている状態でした。その後すぐ、気道確保のために気管切開の手術を受けることに。ところが、術後、何度検査をしても、病の原因が分かりません。「覚悟しててね。もう駄目かも」。重い心で、夫に伝えていました。
「心と体は連動する」を実感
そんな私を案じて、夫も信者に。夫婦で受けた教務相談が、大きな転機となりました。何かと否定的になりやすい、自分の心の動きが見えたのです。特に夫に対しては、尽くしているようで、心根は随分冷たかったと思います。日頃、勉強会で、「心と体は連動している」と学んでいますが、まさにこの時の私がそうでした。温かい感じ方のできる自分になりたい。心の質を高めたい。気持ちが前向きになるほど、力が湧いてきたのです。神示の一節が深く響いて、意識しながら生活するようになりました。
健康――
心を軽く 強くすれば
自然と体調も安定し
心身ともに健康でいられる
(令和4年8月23日)
夫と神の教えを学ぶうちに、私の心はどんどん変化。「きょうの話、私にぴったりだったね!」などと、素直に話せるようになりました。「え? どの辺りが?」と夫。「形ばっかり見てて、心を感じていなかった」「そうかあ」。こうやって会話するだけで、本当に気持ちが軽く、おおらかでいられます。この体調の中で、家族のためにできることをしてあげたい。そうした意欲とともに、状態も少しずつ回復。庭仕事ができるまでになった私を、夫は「奇跡だね」と誰よりも喜んでくれました。
スーッと心が守られる不思議を
そして、ことしの10月。再び狭まった気道を拡張するために、2度目の手術を受けました。「早く元気に帰ってきてね」。夫や子供たちの応援に支えられ、手術は無事に終了。病の原因も分かったのです。治療はずっと続きますが、水が飲めて、食事が取れて、痛みもない…。無理をしなければ、会話もできる。ごく普通に過ごせることに、感謝しかありません。時に、気持ちが揺れても、祈願すれば、必ず心が守られる不思議を味わっています。
思えば、私と夫、どちらも家系的に短命で、温かい家庭と縁遠い人も多いです。けれど今、私たち夫婦は、以前からは想像もできないほど、お互いを思いやれるようになれました。いつもどーんと構え、笑って励ましてくれる夫。その優しさに、もっと応えられる私でありたいと思います。そうして生き方を高め、子供たちに良いものを残したい。これからも、元気な“心”を大切に、夫と二人で歩んでいきます。
健康は 家族に愛情をかけ
仕合せを求め合う家庭で生まれる
心が豊かになるほど
体調も整い 心身ともに守られる
今日(いま)なすべきことは一つ
「教え」で関わる家庭を
家族で築く思いを強く持つ
自然と
「教え」が
家族の思いを一つに重ね
何でも話せる家庭と成ってゆく
真の健康を手にする極意を知って
「真理」に生きる信者(われ)であれ
(令和5年8月23日)

