(埼玉県TK/60代女性/自営業手伝い)
夫は長年、私の兄のリフォーム会社を手伝ってくれていました。しかし、経営が苦しく、給料もままならない状況のため、私が家族の生活を守らなければ…と必死でした。夜中まで働きづめの生活を約20年。不安感から「どうなってるの?」と夫に詰め寄り、けんかになるのは日常茶飯事。気の強い私は、自分が一人で頑張って、家族を引っ張っている。そう思っていたのです。
夫婦の関わりの大切さを知って
そんな中、長女が双極性障害Ⅱ型と診断されました。なかなか改善が見られず、元気になってほしい一心で、夫と教務相談へ。そこで教わったのは、娘の前に“まず夫婦”。何より両親の心が重なることで子供は安心する。それが心の安定につながると知ったのです。さらに神の教えを学んでいく中で、自分には、夫を支える思いが薄く、子供が伸び伸びするような関わりもできていなかったと気付きました。家族がいるのは当たり前と、感謝も愛もない、冷たい心でした。
夫の支えに気付けたら…
あらためて振り返ってみると、夫は自分も大変だろうに、いつもおおらかでした。私が失敗したときも、明るく受け止め、冗談を言って…。私の方が、どれだけ支えてもらっていたか知れません。それが分かった途端、感謝が込み上げ、「もっと尽くしてあげたい。支えたい」と心底思ったのです。以来、自分中心の生き方を改め、思いやりの心を意識。聞き流していた言葉も、ちゃんと受け止めていきました。それまでは、「腰が痛い」「寒気がする」と言われても、「早く治して仕事に行ってもらうには…」としか考えなかった私。少しずつ少しずつ、「つらいよね」「早く良くなるように、ゆっくり休んで…」と、夫の気持ちに寄り添える妻になっていきました。
先日、夫と会話していた時のこと。それまでの自分なら、「どうして、その時に言ってくれないの!?」と責めていた場面で、「気付かなかった。言ってくれてありがとう」と穏やかに返せました。だんだんと「心が重なっている!」と実感することが増え、二人の間の空気が驚くほど温かいものに変化しています。笑顔が生まれる家庭の姿が見えてきました。
娘の心を支えられる父母に
長女とも、できるだけ話す時間をつくってきました。部屋から出られない様子のときは、食事を部屋に運び、二人でビデオを見たことも。心配な出来事があっても、夫に相談し、「きっと大丈夫」「様子を見てあげよう」などと受け止めてもらうだけで、気持ちが晴れ晴れ。娘も徐々に落ち着いていき、「病気になったからこそ、心が成長できた」と言うほど強くなりました。今年2月には、「20代~40代対象の研修会」にも参加。多くの気付きが得られたらしく、一段と成長して帰ってきました。
心にあふれる「家族への愛」
数年前には夫が事務所を立ち上げ、生活も落ち着いています。最近は開放感があり、心が楽。なかなか言えなかった、「もっと話を聞いてあげればよかった。ごめんね」「感謝してるよ」といった家族への思いも、一人一人に折に触れて伝えています。いつしか、子供たちが早めに帰宅するようになり、狭いリビングに大人が6人集まって、わいわい過ごすことが増えました。今、私の心には、夫や子供たちへのいとおしさがあふれています。家族の心を大切に、丁寧な関わりを続けていきます。



実体を正すために
信者は家族で「教え」を学び
家庭の中での立場と任
それぞれの「あるべき姿」を
知って
正しい関わりを深めることが必要
自然と家族の会話は
重なり 増えて
「真実の愛」が家族の心に芽吹く
「教え」が家族の心を一つに重ね
支え 補い合って「生きる」
心(愛情)を強くする
『真実の光・神示 令和2年版』15ページ(中略あり)



※既に公開中の、この方の娘さんからの「神の実在体験談」も、併せてご覧ください。