No. 1746

突然のがんの再発から
自分の生き方を省みて

(佐賀県ET/80代女性/主婦) 

インフルエンザとコロナの予防接種を受けるに当たり、“ふと”血液検査をお願いしようと思い立ちました。すると、9年前に寛解した悪性リンパ腫の再発が分かったのです。半年に一度の診療を待たず、“ふと”検査を受けたおかげで、早期に発見することが。約1カ月入院したものの、抗がん剤の効果はすぐに表れ、3回で終了しました。しかも、血液の数値の回復を待つ間、ひどいめまいに襲われたことから、脳の小さな梗塞まで発見していただけたのです。心の動きも、発病のタイミングも、全てが神のご守護としか思えず、感謝でいっぱいでした。スタッフの皆さまも親身に動いてくださり、重大な支障もなく、以前と同じ生活に戻ることがかないました。 

病気の原因を見詰めてみると…

とはいえ、病気を引き込んだからには、何か気付くべきことがあるはず。原因は何か…。あらためて自分の生き方を見詰め直しました。見えてきたのは、人の言動に目くじらを立てていた自分の姿でした。数年前、我が家の近くに野良猫が集まってきて、困ったことがありました。餌をやっている方にお願いしても、すぐには状況が変わらずイライラ。「うちに入らないように」と躍起になってガードしながら、とにかく相手を責めていたのです。しばらくしたら問題は収まりましたが、不満を募らせ続けたストレスが、病気を引き込んだに違いないと思い当たりました。 

批判的な自分の性格に気付いて

神の教えで学んだとおり、人を変えるなんて到底できないこと。それなのに、「何であの人は…」と、人に批判的な目を向けがちな自分の性格。神の教えを通して、「見詰めるべきは、人ではなく自分だった」と気付きました。考えてみれば、猫に餌をやっていた方は、無類の動物好き。もしかしたら、猫が家族みたいな存在だったのかもしれません。そう思ってからは、ご主人を亡くされ、一人暮らしをしているその方を見掛けるたび、自ら気持ちよく挨拶するように。誰に対しても、二度と批判的な感情を出してしまわないために、祈願、祈願の毎日を過ごしています。 

思いはきちんと届けようと

2人の娘は、以前にも増して何かと気に掛けてくれ、その心遣いが本当にありがたいです。先日は、遠方に暮らす娘が泊まりがけで訪ねてきて、家族がそばにいてくれる安心感に包まれました。でも、この時も反省したことが…。後になって、お礼の気持ちをきちんと言葉にしていなかったと気付いたのです。すぐに、「来てくれて、とても心強かったよ」と伝えました。素直な感謝心は、娘にもちゃんと通じたと思います。これからも、家族や周りの人たちに真心を届け、縁を深めていきます。 

5人きょうだいの4番目に生まれ、わがままに育ち、もともと我が強い私です。それでも、83歳になる今日まで、神の教えを学び、少しずつ心の幅を広げていただいてきました。引き続き、病気を寄せ付けない、豊かな心を目指して、生き方を高めていきます。そして、私より子供、孫がもっと仕合せになるように…。そう願っています。

心(運命実体)で生きる人間は
 「実体」を高めるほどに
   「運命」に守られた人生が歩める
「教え」に「人生」の気付きを得て
   人との出会いを大切にするほど
  人の実体は引き上げられて
        真の健康を手にできる

『真実の光・神示 令和3年版』93ページ(中略あり)