(大分県HN/80代女性/主婦)
厳格な母に口答えは許されず、「はい」と答えるしかなかった子供時代。両親に甘えた記憶はありません。家を出たくて20歳で結婚しましたが、そこでも我慢の連続でした。夫に「鍋の底が黒い」「棚にほこりが」と言われては、グッと感情を抑える日々。何も言われたくなくて、「家事も仕事も、しっかりせんといけん」と気負うようになりました。おまけに、40代では狭心症との診断が。医師には「治療法がない」と言われる中、頑張り続ける人生は、心身ともに息苦しかったです。
“偶然”受けられた診察
70代で退職した後は、夫と一緒に娘家族の近くに転居。神の教えで家族の関わりの大切さを、繰り返し学んでいたからでしょうか。娘があまりに私たちを案じるので、「そこまで言うなら…」と不思議と心が動いたのです。これが好転の始まりでした。引っ越し後、近所の内科を受診すると、たまたま循環器の医師が滞在している日。狭心症を見抜いた医師は、「苦しかったですね」と大病院に紹介状を書いてくれました。そこで分かったのは、冠動脈が何センチもつぶれていたこと。そして、それをかばうように、新しい血管ができていたことでした。「体が『何とかしよう』としたんでしょう。こうしたケースは、私たちも初めてです」。医師の言葉に、神が守ってくださった!と思いました。
感謝と同時に見えたもの
カテーテルの手術は無事に終了。目が覚めた時の呼吸の心地よさは、今でも忘れられません。全身に空気が行き渡り、心にまで染みるようでした。そうして、これまで学んできた神の教えが、ふと浮かんできたのです。「一人で気負うのをやめて、もっと夫と支え合いたい。そうできる優しい人になりたい」。だからそれを、真剣に祈願しました。徐々に抜けていく「自分でしなきゃ」という心の突っ張り。夫に向ける「せんでいいよ」「私がやるわ」が、「ありがとう」「助かったわ」に変わっていきました。素直になれる気持ちよさを味わったのです。
次第に、夫にも変化が。表情が優しくなって、お茶を入れてくれたり、自分から「お昼作るけんの」と言ってくれたり。「お父さんのご飯が一番おいしいわ!」。思わず伝えると、もっとにこにこしてくれます。でもそれは、私も同じ。鏡を見ると、かつては引きつるようだった表情が、驚くほど柔らかくなっているのです。
どんどん重なる家族の思い
娘にも、素直な気持ちを伝えました。「こっちに呼んでくれてありがとう。命が助かったのは、あなたのおかげ」。「お母さんには感謝してる」という言葉がうれしくて、涙が止まらなかったです。離れて暮らす息子も、何かと連絡をしてくれます。家族との縁が深まる中で、ふと気が付きました。物心がついた頃から厳しくされて、ずっと心の中で責めてきた母。けれど、警察官だった父の体裁を保とうと、母なりに必死だったのかもしれない…。そう思えたのです。それに、私の頑張り屋は、きっと母譲り。こうした気持ちになれたから、毎日に息苦しさはありません。80歳の今、手にしたこの喜びを、皆さんに語っていきたいです。



「教え」が信者の人生を
開運へと導き 守る
人・物との出会いも生きて
生きがいを手にできる
健康――心を軽く 強くすれば
自然と体調も安定し
心身ともに健康でいられる
『真実の光・神示 令和4年版』107ページ(中略あり)


