(山口県HY/60代男性/美容室経営)
結婚する時、「僕の夢に付いてきてくれますか?」という言葉に、素直に「はい」と応えてくれた妻。最初の子がおなかの中にいる時に専門学校に通って資格を取り、美容室を経営する私をずっと支えてくれました。
仕事第一、家事は妻任せ…
私に不釣り合いなくらいできた人。妻に愛情を持ちながらも、かつての私はとにかく仕事第一。母から引き継いだお店をもっと大きくすることで頭がいっぱいでした。従業員には、“怖い先生”を演じて厳しく接し、明け方まで会議をして、7時に出勤ということも。妻にも同じように働くことを求める割に、家事も育児も私は一切しません。好きなテレビを見て、ご飯が出てくれば食べる。全て妻任せ…、それが私の30代だったのです。
神の館で学ぶようになると
結婚当初からの両親との同居も、妻の希望でした。親とは、30年、40年という長い時間を共にします。「急に下のお世話を…と言われたらできないかもしれないけれど、一緒に暮らして、実の親のようにけんかしたり、笑ったりすれば、できると思うから」。そう言って、私から提案した別居でなく、同居を望んでくれたのです。実際、父の介護が始まると、献身的に尽くしてくれました。それなのに、私は妻の思いに何も応えずに、やりたいことを好きなようにやっているだけ…。偉光会館で、神の教えを学ぶようになると、そんな自分の姿が見えてきました。「長年の頑張りに報いたい」「今度は私が助けに…」「妻を笑顔にしたい」という気持ちが膨らみました。
学ぶと正しい生き方が見え、それだけで心が清められる。それはまるで「心の洗濯」です。とはいえ、最初は神の館に行ったその日だけで、数日するとすっかり元通り。それでも、「しまった。今度こそ!」と、気付いてはまた…を繰り返すうち、だんだん持続するようになっていったのです。
妻の笑顔がうれしい!
「きょうは疲れてるな」「元気がなさそう」と、心が妻に向くと、感じ取れるから不思議です。その上、自然と口を突いて出る言葉の数々。「お皿は僕が洗うから、横になったら?」「コーヒー入れようか?」。家事など全くしなかった私がこんなことを言うなんて、自分でもびっくりです。「ありがとう」と喜んでくれる妻の笑顔がうれしくて、少しも苦になりません。
最近は、毎朝、妻の髪をセットしてあげながら、会話をするのが日課になりました。二人でいろいろなことを語り合い、毎日を明るくスタートできる仕合せをかみしめています。
従業員への接し方にも変化が
従業員に対しても、「喜んで仕事をしてもらいたい」「悪いところを指摘するより、良いところを見て伸ばしてあげたい」と思うようになり、褒めたり、丁寧に教えたり。「苦しいときに支えてもらった」「この人がいてくれたから…」と思うと、一人一人への感謝が込み上げます。「たくさんの愛を頂いた分、できることで恩返しをしたい」という気持ちが、日に日に強まるばかりです。
仕合せへの最短ルートを
夢を実現するために、必死だった自分。でも、周りの人に、あれして、これしてと求めるより、自分の心と向き合い、生き方を高めていくことこそが、仕合せへの最短ルート。だから、昨日よりきょう、きょうより明日と、少しでも高い生き方ができるように。神の教えで心を洗濯し、ますます磨き上げていきたいと思います。
神魂宿りし神の教会
この環境に
皆の心(人生)は救われる
「教え」を学び 我が心に生かし
家族 縁者 友人 知人に
触れてごらん
思いは重なり 会話も深まり
「生きる」この世の極楽味わえる
「教え」に生きて 皆の心は光り輝く
『真実の光・神示 平成29年版』78ページ