(佐賀県SH/70代女性/主婦)
父に暴力を振るわれながら育ち、子供の頃は「いつ死んでもいい」と思っていました。この環境から抜け出したくて、逃げるように結婚。しかし、新たな家庭を築いても、今度は夫とけんかが絶えません。息子は自閉症と診断され、娘は原因不明の足の痛みに苦しみ…、私の人生はいつも真っ暗闇の中でした。
信者となったのは、そうした時のことです。最初は理解できなかった神の教え。それでも重ねて触れていくうちに、心に光が差す感覚が。娘の病名も判明し、必要な治療も受けられました。「必ず救ってくださる」その思いで学び続けてきました。
教えを学んでいるつもりで…
そんな私の毎日は、佐賀偉光会館が改築に入る頃から、少しずつ変化。けんかをしながらも、夫婦で神の館に足を運ぶようになったのです。そして、“新生”した偉光会館で学んでいたある日、「実体(生き方、感じ方)」という言葉が心に残りました。教務相談で確認してビックリ。「人生は『自分の生き方、感じ方』で形づくられていく」と聞いたからです。これまで「夫の言動」が気になって、小さなことでいら立ち、責めてきた私。正直、「どうしよう!?」と思いました。
「だから祈願するの。必ず心が変わるから」。そう力強く教えてくれたのは、地域の信者仲間です。カチーンときたら、すぐに祈願。そこから始めていきました。いつの間にか怒りが抜けて、バンバン言い合うことが、格段に減りました。夫と正しく向き合いたい。そうした気持ちも湧いてきて、それもまた真剣に祈願したのです。
気付いたことは確実に実践
ある時、ふと気が付きました。会話の少ない我が家。「私たち、『おはよう』くらい言ったっていいんじゃなか?」。夫に尋ねてみると、「俺もそう思ってた」。それからは、「お帰り」「おやすみ」などと声を掛け合うように。いつの間にか、家の中に小さな会話が増えていきました。
その中で、長男にも変化が。ある時、来客に「いらっしゃいませ」と、顔を出して挨拶してくれたのです。人を怖がり、避けていたのに…。あまりのことに驚き、涙が出るほどうれしかったです。しかも、それ以来、息子は、避けていた孫ともゲームをしたり、楽しそうに話したり。この子にこんな優しい笑顔があったなんて…。私の「心」が変わり始めたら、周りも変わり、「人生」までもが変わっていく。それを実感しています。
“仕合せのパズル”の完成を
最近、神が教えてくださる「仕合せ」が、ようやく見えてきたように思います。それを手にするために、パズルのピースを一つ一つ集めている今。“完成”を目指して、私にできることは、まだまだあります。心を引き上げてくださった神に感謝しながら、これからも家族と共に歩んでいきます。
「教え」を学び
「真理」を人生の支えに
「生きる」決意を
神に誓う
この思いが 信者の心に
「生きる」自信を持たせる
「教え」に生きるほど
人との出会いを生かし
大切にする心(愛心)が
引き出される
言葉 態度が
相手の気持ちに重なり始め
互いに信頼を育む心が持てる
「教え」が人の心(気持ち)を安定させ
内省する心を引き出してゆく
悩みを悟りに返す
夢ある人生を歩む人の姿が
ここにある
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』30ページ(中略あり)