(福井県KY/40代男性/運送業)
ことし、15歳になった娘の神宝祭に参列しました。誰にも、神から授かった役立つ良さがあり、その“宝”が芽吹いて、自分の持つ力で人生を歩み出していく…。長男に続き、長女が大切な節目を迎え、夫婦で2人の子を育てられた感謝と達成感で、感無量でした。
感じ方が夫婦で違っていた
幼い頃、娘は、こだわりが強く、みんなと同じことをするのが苦手でした。普通なら、他の子と比べて、「何で」と思ったり、不安になったかもしれません。しかし、「人と違ってもいい。それも個性で、ユニークだ」とプラスに受け止められたのは、夫婦で教えを学んでいたからこそと思います。
ただし、妻と感じ方に相違があったのも事実。楽天家の私は、子供の良さに目が行き、「○○ができるようになった」と褒める。一方の妻は、娘と過ごす時間が長いせいか、一つ一つを気にして落ち込み、やきもき…。もっと気楽になってほしくて、妻に「大丈夫や」「心配してもしようがない」と伝えていたのです。
もっと妻に寄り添おうと…
ある時、偉光会館に行ってハッとしたのが、“夫婦の向き合い方が大事”と聞いたこと。自分は、妻と真っ正面から向き合っていただろうか? 妻がつらい思いをしているのに、ろくに話も聞かず、流していた。妻にしてみれば、軽くあしらわれているようで、心が傷ついたかもしれない…。まずは“妻の気持ちをよく聞こう”。こんな心境に至りました。
娘を心配する妻の言葉を、「そうやね」と受け止めるうち、気持ちが分かるようになりました。子育てに一生懸命だからこそ、思うようにいかない苦しさがあるのだろうと。そんな妻の心の負担を少しでも軽くできるように、夫として支えるには…。自分のペースで歩かず、歩調を合わせて、「早いな」と感じたら、ペースを落として近づく。そう意識しました。心で寄り添い、祖父母も温かく関わってくれる中で、妻も穏やかに。夫婦で思いを重ねながら、子供に目いっぱいの愛情を注ぐことができました。
親子で心を育めたことに感謝
今、高校に通う娘は、学業に、部活動に…と、毎日楽しそうです。何でも果敢に挑戦し、それでいて結果にこだわらず、自分の考えをはっきり言える子。親の私が、すごいなと感心するほどです。
先日、娘が言ってくれました。たくさん褒めて、どんなときも受け止めてくれたお父さん、お母さんに感謝している。自分の良さを生かして、誰かのためになりたい。娘の言葉を聞きながら、「実りの集い」を親子で学び、共に神に心を育んでいただけて、本当にありがたかった…と胸が熱くなりました。
娘が慕う長男も、親元を離れて頑張っています。2人の仕合せを応援して、時に親としてアドバイスできたら…。子供たちが、それぞれ自分らしく輝いてくれたなら…。それが私たち夫婦の願いです。
子供たちの手本となる親に
本来の私は、自分ルールが強くて、納得がいかないと怒り出す。そんな自分が、人間性を高めたいと信者になって20年ほど。家族に向ける心も、感じ方も、確かに自分は変わった!という実感があります。
今まで楽しく過ごせたのは、妻や子供たち、みんなが互いを思いやれたからです。自分も心をさらに磨き、夫婦で歩調を合わせながら、子供たちの手本となる親を、妻と一緒に目指します。
神示を夫婦で学ぶほど
人としての「心の姿」が見えてくる
「道」欠く心の動きも自然と消えて
家族の運命を重ねて生きる
和のある家庭が手に入る
――夫婦が「教え」を心の支えに
人生を歩む――
その姿(手本)に
我が子は信頼を深め
家庭の姿(実体)も高められる
『真実の光・神示 平成30年版』41ページ