No. 1620

完璧じゃなくていい
楽に生きられる自分に

(山梨県HN/60代女性/主婦) 

ある日の「神の実在体験談」を見て、「この人の感じ方、以前の私と同じ!」と、すごく共感しました。そして、自分の歩みを振り返りながら、新たな気付きが生まれたのです。 

心のずれが分かった!

思えば3年前…。仕事を定年退職し、主婦になった私。家事も掃除も完璧にと、毎日励んでいました。しかし、「あれも、これも」と、してあげたい気持ちが空回りし始め、次第に動悸(どうき)がしたり、寝込んだり。夫が「ゆっくり休んでいいんだよ」と言ってくれても、その時間さえもったいない…。その上、できない自分が許せなくて、ぐちぐち引きずってしまいます。こんな心を、絶対、子供たちに残したくないと思いました。 

もっと気楽に生きたい…。でも、どうしたらよいか分からなくて、教務相談へ。そこで気付いたのは、心を向けるところが違っていたこと。まず向けるべきは“家族”でした。私は自分のことしか見ていなかったけれど、夫にだって思うことがあるはず…。家族を意識し始めたある日、寝込みながら、ふと夫の気持ちに心が向きました。理想の自分を求め、勝手につぶれてしまう妻なんて嫌だろうな。掃除を完璧にやるよりも、心を改める方がよっぽど大事! 自分の中にしっかりと軸が持てた瞬間でした。 

感じ方が徐々に変化して

ついつい出てくる、「もっともっと…」と求め過ぎる心。ほどほどで満足できるように祈願するうち、これも心に変化が…。今の自分にできる、目の前のことを一つ一つすればいいよね。こんな感じ方になれたら、「きょうはここまで」と満足できて、心が楽になっていったのです。 

そんな頃、自分にぴったりはまったのが、あの「神の実在体験談」。「自分にプレッシャーをかけ、できないと落ち込んで自信をなくす」「悩みをつくっていたのは自分の感じ方」。最後に「感じ方が変わっただけで、全てが好転」とあって、私ももっと心が変わったら、もっと仕合せになれるはず! 心に勇気をもらいました。 

“話を聞く”を意識すると

体験談の中で、“家族と心が温まる会話”ができるほど明るく穏やかに…という所も、心に留まった一つ。話好きの私は、一人でしゃべっていたと思い当たり、「聞き上手に」「相手に温かい関心を」と学んだのも思い出して、“聞く”を心掛けました。

「夕飯はどっちがいい?」「疲れちゃったから、出来合いの物でもいい?」。ささいなことからやってみたら、夫や息子と、「きょうはこんなことがあった」と会話が増えていったのです。息子が、将来をどう考えているか、家族思いで優しい子だとも分かって、うれしくなりました。 

これまでになかった日々が今 

3カ月前、夫に早期がんが見つかって入院。1週間いなかっただけで、ものすごく寂しく感じて、“夫がそばにいるのは、当たり前じゃない”。夫への感謝が深まると、「ありがとう」「一日お疲れさま」のひと言に思いを込められて、夫から返ってくる言葉も、心に優しく響きます。 

家族と温かい会話ができるほど、私の心も穏やかに。動悸や寝込むことも減って、体調が良くなってきました。自分を苦しめていた完璧さも、最近は、“これができなかった”ではなく、“これができたから、まあいいか”という心に。“生きることは、こんなにラクで、楽しい”と、しみじみかみしめています。「こんな心で生きられると、人生楽しいよ」。そう自信を持って、子供たちに言える心をつくっていきます。 

「教え」を学び
   「真理」に生きる努力を
          欠いてはいけない
 「心の姿」に映るまで
   「分」に重なる「心」を求めて
            祈願を重ねる
 自然と家族に思い(愛情)が向かい
            会話も深まる
 和のある家庭環境が
    いかに「人生」を守るか
      「人生の真理」を悟るべし

『真実の光・神示 令和3年版』115ページ(中略あり)