(新潟県KT/60代女性/主婦)
目が覚めたのに起き上がれない。うつ病の始まりでした。仕事を辞め、家事もできたり、できなかったり。起きていても、寝ていてもつらい。私、どうしたらいいの…。泣いてばかりいました。
悩みをつくっていたものは…
そんな私を責めず、温かく支えてくれたのは家族でした。おかげで体調が良い日も出てきて、偉光会館で学びや教務相談に。そこから、自分を苦しめていたものが見えてきたのです。スタイルを気にして、食べた物を吐いていた学生時代は、「人からどう見られているのだろう」。職場では、「こんな自分で務まっているのだろうか」。悩みをつくっていたのは、いつも「自分の感じ方」でした。
何でも悪い方に考えて、気にしてしまう。「これはこうして…」「ここまでやらなきゃ」と自分にプレッシャーをかけ、できないと落ち込んで自信をなくす。こんな悪循環の繰り返しだったのです。
今までになかった感覚が次々と
ようやく気付いた自分の修正点。「もっと広い心で物事を受け止めたい」。そう祈願していると、気持ちに変化が…。「いい時ばかりじゃないよね~」「まあいいか」「これもあり」今までにはなかった感覚が生まれて、自分でも驚くほどでした。
とはいえ、時折、体調が悪いと出てくる、私のマイナスな部分。それを埋めてくれたのは、家族の愛です。「食事が作れそうになくて…。ごめんね」と言うと、「オッケー! 弁当でも買ってくるよ」と明るく返してくれる夫。子供たちが頑張っている話からも、たくさんのエネルギーをもらいました。どれだけ自分は、家族に支えられているのだろう。私も愛を返したい…そんな気持ちが湧いてきたのです。これまでなら、「できない自分は駄目」となるはずが、「家族に支えられてうれしい」と仕合せな気分になれました。
感じ方が変わって全てが好転
家族と心が温まる会話ができ、心が明るく穏やかになるにつれ、たまに出ていた吐き癖も自然治癒。「なかなか自力で治りませんよ」。驚く医師の言葉を聞いて、「私、こんなに心が健康になれたんだ」と感謝をかみしめました。
家族と食事をおいしく食べられて、たわいのない会話で心がほっこり。パートができるまでに、うつ病も回復。娘の愚痴を聞いて、以前はどんよりしていたのが、今では力強く後押ししているのです。「お母さんに話すと、ほっとする」と言われることも。
人に支えられ、自分も支えることができる…、そこに仕合せを感じる、きょうこの頃。何でも完璧にできることが仕合せではない…それが分かりました。思えば、会話のない冷たい家庭で育った私が、温かい家族に囲まれて仕合せに暮らせるなんて、“奇跡”としか言いようがありません。感じ方が変わっただけで、全てが好転しました。この感じ方をもっと高めて、家族にも、人にも愛をかけていきたいです。
「教え」を心(人生)の支えに生きる
努力をする
自然と心(気持ち)は安定し
物 事の見方が変わる
物 事は 存在ではなく
心に映る感情が乗って
見えるもの(現実)
相手 状況を変えるのではなく
自分の心を変えることが必要
「教え」に生きるほど
「心」は変わり
生活環境が好転する
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』128ページ