No. 1775

ギクシャクした家族関係が
笑い合えるまで劇的変化!

(埼玉県YS/60代女性/主婦)

娘が、口を利いてくれたと思えば、また閉ざす…、その繰り返しが何年も。高校時代、悩みを聞いてあげなかったことが発端でした。当時、私はがんの闘病中。疲れ果てていたのです。代わりに娘に寄り添ってくれたのが、夫でした。しかし、2人で進路を決めてしまい、私は大爆発! 「何で私に言わずに決めたの!?」。家の中のギクシャク感は、その後も続きました。 

向き合い方の欠けに気付いて

7年前、地元に偉光会館ができたことで、神の教えを学ぶ機会が増えました。その中で得た気付きは、「妻として、母として、欠けていた点があったのかも…」。自分を客観視できたのです。 

当時の私は、夫の言動を常に否定していました。自転車で通勤したいと聞けば、「そんなの疲れるわよ!」。けがをした夫に、「よそ見でもしてたんじゃない?」。自分の思いに添ってくれないと、怒って、口を利かないことさえあったのです。私の機嫌を直そうと、必死に話し掛けてくれた夫の思いも、無視。家族に口を利いてもらえないことが、どれほど悲しく、つらいものなのか…。ようやく夫の気持ちに目が向いて、心から謝りました。そして、夫への関わり方を改めようと決意したのです。 

肝心なのは、夫との信頼関係

第一に、素直になること。そして、否定しないで、話を聞くこと。思いやりのある言葉を使うこと。それらを祈願しながら実行しました。すると、仕事のことまで話してくれるように。「ストレスがあるのかな」と思えば、自然と気遣えます。感情的にならずに、ゆったりとしている私の変化を「感じる」と言う夫。会話も弾み、2人の思いが、キャッチボールのように続く心地よさを味わっています。大きな気持ちで応援してくれる夫。その存在を感じながら、私から、娘に寄り添っていきました。 

娘の中にあった思いは…

娘の気持ちが、これ以上離れてしまったら…と恐れて、考えを聞こうともしなかった私。事態が変わるはずもありません。そこで、まず、娘が話し掛けてきたら、何をしていても手を止めて、聞くようにしました。父親に反発する言葉が出たときには、夫の考えを伝えます。そして、娘の大好きなグループのコンサートに、一緒に行ったりもしてみました。共に過ごす機会が増えると、少しずつ、ためていた思いを打ち明けてくれるようになったのです。小学生時代にさかのぼる話には、心当たりがありました。「机を買ってあげる」と言っておきながら、親戚から譲り受けた物を与えたのです。全てその調子で、娘の気持ちをおもんぱかることもなく、親の思いを押し付けてきました。心を閉ざしたのは、私への不信感が積み重なってのことでした。 

仕合せの実感が身内へ広がって

娘の「心」を大切に関わっていく。それを意識する日々に、長年の擦れ違いが、薄紙を剝ぐように取れていった我が家。今では、家の中が明るくなり、時には、娘が用意してくれた料理を囲んで、家族で会話を楽しむまでに。教えどおりに取り組んだら、本当に家族と心がつながりました。気持ちにゆとりが生まれた今、母やきょうだいとも、家族で関わり、縁を深めています。夫は、たまの休みであっても、快く付き合ってくれます。全く見えていなかった夫の思いやりの深さや、感情を荒らげない温かい人柄…。良いところが、幾つも見えています。もっと、もっと、生き方を高めて、身内へ、縁ある方へ、仕合せを広げていきたいと思います。

夫婦の和心育むところに
  その家は栄え
     心の道が広がり
        深まってゆくのである
ここに 我が子の心(人生)も守られる
家庭の和は
    「人生」導く土台となるもの
家人一人一人が
      教えに生きる悟りが大切
 悟り心重なり合うほど
    その家の運命実体
         家人の心を導き守る

『真実の光・神示 平成19年版』14ページ(中略あり)