No. 1580

会話で強くなった夫婦の絆
心から夫を頼れるように

(大分県MY/30代女性/主婦) 

人はいつか離れていくもの…。幼少期に父と離れ、一人親の家庭で育った私には、そんな感情がいつも付きまとっていました。 

父に会えない寂しさから、心を閉ざしていた私。転機となったのは、神示教会の友輝会です。若さを“未熟”でなく、武器と変えてくれるものが、「素直、正直」に生きること。神の教えが心に響き、親にも、周りの人にも、その気持ちで触れていこうとする思いが引き出されました。やがて、母はもちろん、父にも仕合せな姿を見てもらいたいと願うようになれた頃、夫に出会ったのです。 

マイナスの感情も伝えて

夫はとても誠実な人。でも、「この人もいつか離れていくのでは…」という不安が拭えません。夫に自分の理想を求め、そのギャップに葛藤。以前の私なら、湧き上がる不信感をため込んだままだったでしょう。でも、「夫婦で信頼関係を築く大切さ」について学んだことが力になりました。「夫を心から信頼したい」と思ったのです。本心を伝えるのは、私にとって怖いこと。それを祈願で乗り越え、思い切って心の内を打ち明けました。

最初は、お互いに感情的になったことも。でも、何度も思いを伝え合ううち、二人の会話はどんどん穏やかに。しかも、ありがたいことに、夫は、私を不安がらせまいと常に気に掛けてくれるのです。その意志の固さに、安心感が膨らんでいきました。 

どんどん深まる信頼感

ある時、夫が、「実家では、こんなに素直に自分の思いを語ったことはない」と話し出しました。特に、失敗談は「怒られる」と思い込んで、言わなかったと。涙をにじませながら弱点をさらけ出す姿に、「どれほど勇気が要っただろう。私を信頼してくれている」と感謝が込み上げました。そして、夫のことを心から受け入れ、愛し抜きたいと思ったのです。以来、お互いにありのままの相手を受け止め合えるようになり、信頼感が増していきました。 

夫婦の絆が深まる中、不思議と患っていた病が落ち着いていきました。もし、元気だったら、何でも自分でガツガツやっていたはず。しかし、夫の支えがなければ日常生活もままならず、「お願い」「ありがとう」が素直に言えました。本来なら、異性を頼ることのできない私が…です。甘えると、夫もうれしそうに家事をしてくれ、できないことは支えてもらえばいい。助け合うのが夫婦、と気付くことができました。

子供に良いものを残せる夫婦に

今、「人って、こんなに信じていいんだ」と思う自分がいます。夫と過ごせる何げない日常が、本当に仕合せ。さらに、おなかには新しい命が宿っています。福帯の儀(帯祝い)には父も参列し、とても喜んでくれました。家庭の基本は夫婦。二人で温かい家庭を築き、我が子を迎えたい。そして、家系に流れる悪いものを改め、良いものだけを子供へ…。そのために、夫と何でも話し合い、高め合っていきます。 

神に心を預ける人は
   自然と「愛」の真理に生きている
 相手を受け入れ 思いを理解する
 話を聞いて 思いに共感し
          気持ちを応援する
 愛と信頼が芽吹き始めて
     互いに期待を満たそうとする
 「真理」に生きる人の心(人生)に
           孤独はなきもの

『真実の光・神示 平成24年版』26ページ(中略あり)