No. 1535

便利使いされてきた私に
人生の軸ができたら…

(愛知県YK/50代女性/主婦) 

よく気が付く私は、ついついやってあげたくなるタイプ。でも、いつの間にか「便利な人」と利用され、人の言葉や態度に振り回される…。職場を変わっても同じことの繰り返し。そんな自分をずっと変えたかったです。 

全て義母の言うままに…

結婚後も、嫁として義母に尽くし、全て言うとおりに従いました。買い物にも付いていき、私のスケジュールは、義母が決めていました。実家に帰っていたのに、呼び戻されることもあったのです。 

こだわりが強い義母は、身内やご近所の方とも、よくトラブルに。その尻拭いも私の役目。ある日、意を決して自分の思いを伝えると…。返ってきた言葉は、「あなたは私の言うことを聞いていればいい! 意見を言うとは何様だ」。家族みんなの前で強く言われ、私たち家族の心は、義母からも、一緒に通っていた教会からも、離れていきました。 

何をやってもうまくいかない

家のローンの返済に、子供の学費。働けば何とかなると、夫も私も、仕事、仕事の日々に。生活に追われ、家と職場の行き帰りだけの毎日は、神の教えから程遠く、祈願すらしない状態でした。こんな私たちに問題が起きないわけがありません。夫は職場の人間関係に苦しみ、部下の心はバラバラ。夫婦そろって、何をやってもうまくいかず、神社に二人でお参りに行っても、心は晴れないままでした。 

偉光会館に行こう」。そう、私たち夫婦の心が動いたのは、2年ほど前です。足が遠のいていた私たちに、温かく声を掛け続けてくださった地域のお仲間。その方のお誘いに、ようやく重い腰を上げたのです。 

ここは何かが違う!

偉光会館に到着するや、夫婦で感じたのが「ここは違う!」という感覚。とにかく空気が清らかで、長いこと激しく波打っていた心が、すうっと静まるようでした。久しぶりに授業を受けて、「やっぱりここだね」と、夫と顔を見合わせました。 

いつも心が晴れないのも、行き詰まっていた人間関係の問題も、全ては自分たちの心、受け止め方に原因があった。「相手が悪い」と心で責め続け、調和しようとする気持ちがなかったからだと、はっきり見えたのです。「神の教えこそ、人生の軸にするべきもの」と気付けただけで、心がすっきり晴れ晴れ。 

以来、夫婦で時間をつくっては偉光会館へ。相手を責めるのではなく、大きく受け止める心を祈願し始めた夫は、やがて「部下たちの言動にいちいちイライラしなくなった」とすっかり明るくなりました。ちょうどその頃、義母が認知症に。家族で話し合い、私は仕事を辞めて、家庭に入りました。 

人に振り回されない自分に

家族が帰宅する時間に温かく迎えられて、一緒に食事。会話も弾みます。いつしか義父も、偉光会館へ学びに行くように。「息子が変わりました。嫁も優しい。自分も学ばないと」と言ったそうです。義母も、今ではすっかり穏やかで、最後までしっかりお世話したい思いでいっぱいです。どれほど義母が頑張ってきたかが分かるから、感謝しかないのです。 

人に振り回されてきた、過去の私はもういません。「人のために」という思いは、以前より大きく膨らみつつも、自分の気持ちを恐れずきちんと伝えられるから、心がいつも前向きです。これからも、できることにできる範囲で、精いっぱい取り組みたいと思います! 

「人生」の手本 あるべき目標(姿)が
           見えていようか
世にある知識を
  どれほど学び 知っても
    「人生」心の迷いは増すばかり
使者を通し
  神が世に示す「真理」を学び
     「人生」の支えに生きるべし
社会のあるべき姿 「道」が見えてきて
        心の迷いは消えてゆく
「今」成すべきこと(真実)が
           よく見えて
 「人生」を支える心(信念)が持てる

『真実の光・神示 令和3年版』62ページ